現役世代の負担する社会保険料がようやく話題になってきていますが、その中でも「事業主負担」のわかりにくさが議論を複雑にしています(ほんとうは複雑でもわかりにくくもないのですが・・)。
池田信夫:社会保険料って何?(アーカイブ記事) https://t.co/zjvGYJnGgv pic.twitter.com/d7AM7ErKgh
— アゴラ (@agora_japan) October 18, 2023
サラリーマンは給料の30%も天引きされているのですが、(中略)本人負担と同じ額の事業主負担があります。これを「会社が半分負担してくれる」と思っている人が多いのですが、これは会社の経理では「人件費」なので、本来はみなさんのもらう給料から出ています。
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しかし、社会保険料の高さに実感がないサラリーマンの人が、まだまだ多いようです。
しがないサラリーマンとして、私は社会保険料の負担の重さに実感がない。
茹でガエル状態なので、3か月間を5割減らして、後の9か月は1.16倍にして、3か月で社会保険料の重さの実感と、後の9か月で何もしないとこうなるぞというショックを現役世代を与えてほしい。
高齢層は変わらない、変わるなら現役 https://t.co/b5SstMqwvr— ヤックル (@yarailway) October 19, 2023
社会保険料の給料からの天引きは、給与明細に事業主負担も表示すべきという意見が多くなってきています。
そうなんですよ。天引きの際に、事業主負担も表示すべきだし、個人負担分しか年金には加味されていないことも理解されるべきです。さらに、受け取る世代には「自分が現役世代でいくら支払ったか」「今の現役は将来いくらもらえるのか」など世代間格差を理解させる表示すべきと思います。
— 木下斉 / 好評発売中!「まちづくり幻想」 (@shoutengai) February 12, 2023
しかし、そもそもサラリーマンは源泉徴収を止めて全員が確定申告すればいいのではないでしょうか。いろんな意味で目が覚めるかもしれません。
源泉徴収を禁止して、全員が確定申告すればいい。社会保険料の事業主負担も賃金として払い、本人が30%納付すればいい。 https://t.co/xszhfKqQZG
— 池田信夫 (@ikedanob) October 20, 2023
源泉徴収は必然でも何でもありません。たんに戦時体制下での必要性から生まれました。戦後も継続され、日本の現代的な社会保険制度の基盤となりました。
源泉徴収が始まった真実。
サラリーマンの給料から所得税を天引きする「源泉徴収制度」が導入されたのは、1940(昭和15)年。
源泉徴収の源流はイギリス貴族へのナポレオン戦費調達の際に用いられた。後にナチスドイツも採用し、日本も同盟国として見習い導入。… pic.twitter.com/DGC6BGm2UE
— 木下斉 / 好評発売中!「まちづくり幻想」 (@shoutengai) April 19, 2023
そして社会保険料の事業主負担分は労働者に転嫁されつづけています。
これもよくある誤解で、社会保険料の事業主負担分は労働者に転嫁されています。
ものすごく直感的に説明すると、事業者の負担が増えた分だけ賃金が抑えられるか、又は雇用量が減少する形で労働者にコストが転嫁されています。 https://t.co/WH8YJewm66 pic.twitter.com/7HhXPUzAPr— 霞ヶ関女子 (@kasumi_girl) August 12, 2023
いつものことですが、問題が認識されないまま問題は深刻化していきます。
高齢世代の手厚すぎる社会保障
現役世代の賃金の停滞
子供世代の貧困化
は一体の問題です。世代間格差を解消し、高齢者の皆様もその範囲内で出来るだけ幸せに暮らして欲しいと考えております。
現役世代・子供世代を貧困化させた不幸のうえに高齢世代が幸福であるのは断固反対です。 pic.twitter.com/goxMeHqJdn— 魏徴X (@GICHOGI) February 13, 2023