岸田政権の「減税」はいろいろ迷走したあげく、1年限りの所得減税に落ち着きそうです。
「物価高対策」で定額減税するというが、日銀は「まだインフレが足りない」といって緩和を継続しています。物価高とインフレは違うんでしょうか。
防衛費の財源として所得税を増税する話はどうなるんでしょうか。
「増税メガネ」などと批判していた野党は黙ってしまいましたが、国民民主党だけがこれを評価しています。
これは経済学的にはナンセンス。景気循環を増幅するだけです。
税金が余ったから還元するというロジックだと、税金が足りなくなったら増税するんでしょうか。あまりにも行き当たりばったりですね。
50年前の石油ショックのときは総需要抑制というスローガンで、深夜営業や深夜放送を自粛したのですが、今回は政府が「物価高対策」で総需要を追加する。政治家は年々バカになるんでしょうか。