グリュイエール、ロシニエール、グスタード(スイス)

2年前のおはなし。

ジュネーヴ〜モントルー〜グリュイエール〜グスタード〜インターラーケン〜ユグフラフヨッホ〜ベルン🇨🇭

電気自動車でエコロジーに楽しむ5泊6日スイス取材。

3〜4日目は、モントルーからグリュイエールまで高速を飛ばしてから、ロシニエール〜グスタードに抜ける素晴らしいドライブルート。

グリュイエールは、グリュイエールチーズの取材で何度か来たことあったけど、いつも真冬で極寒だった。今回初めて、夏訪問。

お城がある旧市街、人がいっぱい〜。

グリュイエールはグリュ(鶴)という言葉から来てる。ので、ツルが街のシンボル。ホテルの看板もよく見るとツル。

おぉ、新しいショコラトゥリーができてる。ビーントゥーバーで作ってて、試しに買って帰ったトリュフ&ミルクチョコレート、絶品!!あぁ、もっと買えばよかったよ〜。誰か友達、グリュイエールに行かないかなぁ。

旧市街の上に立つグリュイエール城。この看板は、スイスドライブルートのさまざまな観光スポットにあって、これを額縁にして写真撮れる。

優美なグリュイエール城、壁画はコローの作品がいくつか。

お城のお庭からの眺め。

グリュイエールチーズアトリエ、3度目の取材。すっかりグリュイエールに通じるようになった(笑)。グリュイエールは、村の名前は最後にsがつき、フロマージュの名前はsがつかないって、知ってた?

併設ブティック。グリュイエールチーズや、フォンデュセット、そして、チーズと並ぶグリュイエール名物、クレームドゥーブル(ダブルクリーム)とメレンゲ。

この地方では、メレンゲにグリュイエールの濃厚なクリームをたっぷり乗せたシンプルなデザートがある。昔、ジュネーヴの友達宅でこれをごちそうになって、あまりにシンプル、かつあまりのおいしさに痺れた。

初めてグリュイエールに来た時、チョコレートカップも売ってて、この中にクレームドゥーブルを入れたものも名物としって、これも大好物になった。

可愛らしいレストランでランチ。

主役はもちろんグリュイエールチーズのフォンデュ。

おやつももちろん、メレンゲ&クレームドゥーブル。

しめの、チョコレートカップ&クレームドゥーブル。牛さん万歳!

スイスはどこも風光明媚だけれど、グリュイエールからロシニエールまでの山道は、絶景また絶景。

ロシニエールは、画家バルチュスがいたかわいらしい村。彼のシャレーと、そばにはお墓がある。

そして、グスタードへ。

昔から、憧れていた街。音楽好きにとってはメニューインの音楽フェスティヴァルの場として、テニス好きにとってはスイスオープンの場として有名。

リュックスかつファミリアルな優しいイメージの瀟洒なリゾート地。ジュリー・アンドリュースやジョニー・アリデイもシャレーを持っていてこの街を愛した。

メインストリート一本の小さな小さな村。テニスコートもミニミニで、ここでスイスオープンやるの?と驚いた。フェデラーが優勝した時、副賞は牝牛。近くの農家に預けてチーズ作ってもらっているそうで、時々家族で遊びに来るのだとか。グスタードは家族連れが似合う。

村の入り口近くにあるエレガントでかわいらしいホテルに宿泊。

インディアンサマー。ホテルのテラスで心地よいアペリティフ。

レストランが思いがけず素晴らしく、ミネストローネ、スイスが世界に誇るシメンタール牛(この辺りが産地)、りんごタルト&グリュイエールのクレームドゥーブルを、素敵においしいスイスワインと共に堪能。今回の旅でダントツおいしい夕食。

シメンタール牛、さいっこう!

フリットも絶品。食べすぎて、お肉を全部食べきれない体たらく・・。

肉を切った瞬間、あまりの切れ味の素晴らしさに、ひゃぁ、と叫んでナイフを見つめた。欲しい!と、その場で検索かけたら、衝動買いするにはためらうお値段、、。2年経った今も悩み中〜。

りんごタルトは、もちょっと焼き切ってある方が好みかな。

翌日は、グスタードからさらに山に入ったラウエネンへ。馬車に揺られてエコロジードライブを満喫。

こんなドライブ、毎週したい。

ジュリー・アンドリュースが会員だったという近くのゴルフ場で遅めのランチを楽しみ、一路、インターラーケンへ。前々回の記事(インターラーケン〜ユングフラウヨッホ)に続きます。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年10月9日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。