帝国データバンクによると、人手不足を原因とした企業の倒産件数が前年同期比78%増の206件になったと発表しました。統計を取り始めてから過去最高の件数だそうです。
帝国データバンク発表、「人手不足倒産の動向調査(2023年1-10月)」
人手不足倒産 既に年ベースで過去最多を更新。建設/物流業が半数以上、「2024年問題」が顕在化。https://t.co/mowo31EWsv— 帝国データバンク [公式] (@TDB_PR) November 14, 2023
2024年問題が懸念される建設業が37%、物流業が16%を占め、さらなる人手不足が懸念されています。
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従業員の離職や採用難などによって人手を確保できず業績が悪化したことが要因の倒産を「人手不足倒産」と呼ぶそうです。
従業員の離職や採用難などによって人手を確保できず、業績が悪化したことが要因の倒産を「人手不足倒産」と呼びます。
帝国データバンクの調査・分析によると、2023年上半期の「人手不足倒産」は過去最多件数を更新しましたhttps://t.co/VbbxItc7oP
— 安達裕哉(Books&Apps) (@Books_Apps) November 20, 2023
まだまだ序の口でこれからが本番なのは誰が見ても明らかです。
人手が圧倒的に足りません。人手不足倒産が大量に起こります。威勢の良いことを言うだけなら簡単ですが、与党にはそれは言えません。失業者と倒産が大量に出ます。だから、原発再開を進め、自動化を推し進め補助金などを付けているのです。 https://t.co/wNqwDbl2mq pic.twitter.com/Qr5q6qUdMe
— 渡邉哲也 (@daitojimari) November 12, 2023
とくに建設業・運輸業が多いです。これらの業種は時間外労働の上限規制が適用されるという2024年問題が懸念されています。
製造業でも広がっていますが、潰れるべくして潰れているという指摘も。
製造業では、人手不足による倒産が非常に増えています。その原因は、最低賃金に近い低い給料で従業員を雇用していること、営業利益を最大化するために田舎に工場を設置していること、そして「汚い、きつい、臭い」といういわゆる3Kのイメージが根強く残っていることです。これに日本の労働人口の減少が…
— 製造業_ホームページアクセス増加の専門家 (@mitsudenshi) November 13, 2023
安い賃金を前提に経営するという昭和的ビジネスモデルは限界のようです。
人手が足りていない事は確か。
なのに賃金が上がっていない。
安い賃金のまま人手不足を解消しようとするから移民頼みとなる。賃金上昇に堪えられない弱い企業が倒産し失業者がでて初めて、人手不足と賃金上昇が解消する。ただし失業者数増大は避けられないと思うが致し方ないと思う。 pic.twitter.com/TZsnOyRJkk— 髙安カミユ(ミジンコまさ) (@martytaka777) November 13, 2023
フリーターもかつて200万人を超えていましたが、減少し続けています。
人を大事にしなかったので船ごと沈没しました。
「「代わりはいくらでもいる」というフレーズは日本における30年間の失われた時代を象徴する言葉だったように思う。」各業界で深刻なアルバイト不足 「代わりはいくらでもいる」時代は終焉 https://t.co/DGyVCwxzSc
— 増田の准教授 (@ProfMasuda) May 17, 2023
30年間も安さを競ってきたデフレがいよいよ転換しようとしています。
日本の硬直的な雇用関係は(一部の人にとっては)社会を安定させる効果はありましたが、社会全体を停滞させました。
日本の家族主義的な雇用関係は社会を安定させる効果はあるが、人材の流動化を妨げ、産業構造の変換を遅らせる。
今は空前と言っても良い人手不足(高齢者すら雇えない)で、人手を集められない企業は人手不足倒産の危機にあるが、結果的には生産性の高い企業に人手は移動する。… https://t.co/uAwNDbMhrd
— 馬場正博 (@realwavebaba) October 5, 2023
日本経済は先送りし続けてきた構造転換が今回こそできるのでしょうか。