KADOKAWAは、来年1月に発売予定の書籍「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」(アビゲイル・シュライアー著、岩波明監訳、村山美雪・高橋知子・寺尾まち子共訳 原題:Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing our Daughters)の刊行を中止すると発表しました。
KADOKAWAがトランスジェンダー本の刊行を中止 批判受けて https://t.co/hxSkqCWCCL
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) December 5, 2023
KADOKAWAは「タイトルやキャッチコピーの内容により結果的に当事者の方を傷つけることとなり、誠に申し訳ございません」とコメントを発表しています。
同書は、エコノミスト誌の「今年の一冊」、タイムズ紙とサンデー・タイムズ紙の「2021年のベストブック」にも選ばれていましたが、日本ではこのような著名な本がキャンセルされてしまいました。
■
『あの子もトランスジェンダーになった』は英エコノミスト誌やタイムズ紙でも高く評価されているベストセラーでした。
焚書が現代日本で。この判断に強く抗議します。本書は英エコノミスト誌やタイムズ紙でも高く評価されてるベストセラーですよ。「書籍『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』の刊行を中止します」/お詫びとお知らせ | KADOKAWA https://t.co/IV2PqOpA7n
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) December 5, 2023
角川が言論弾圧に屈した形となりました。
来年1/24発売予定の書籍「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」の刊行を中止。
言論弾圧に屈したKADOKAWA。これ程、本質と現実をついた素晴らしいコピーを打ち出してくれたのに、残念極まりない。子供達を守るより、差別という言葉に怯えて世間体を守る方が大事か https://t.co/Ij5KHmYEH6
— にこ姉 (@nikone_niko25) December 5, 2023
出版中止活動を行った人たちは勝利宣言をしています。
この度、出版関係者有志で「トランスジェンダー差別助長につながる書籍刊行に関しての意見書」を提出した『あの子もトランスジェンダーになった』が刊行中止になったことをKADOKAWAの公表にて確認いたしました。今回のアクションはここで終了といたします。
有志一同以下、有志代表 小林えみ 私見▼
— 小林えみ:Emi Kobayashi,editor KOBAYASHI MAPLE (@koba_editor) December 5, 2023
切実な問題提起に対してヘイト本というレッテルを貼ってしまいました。
KADOKAWAから刊行予定のトランスヘイト本、紹介ページから「差別は反対。でも」と始まり「トランスジェンダーに"なった"」「SNSで"伝染"」「ジェンダー思想(イデオロギー)に身も心も奪われた」「LGBT法が施行され、子どもたちを守るためにすべきこととは」と典型的な差別煽動でしかなく衝撃。→
— 松岡宗嗣 (@ssimtok) December 4, 2023
出版を反対した人たちは出版中止に追い込むのではなく実際に本を読んで議論すべきではないかという意見も。
性自認界隈がボロカスに叩いてますが、あの人たちは翻訳前の同書を読んでいるのでしょうか?読んだ上で議論したり批判するのは結構ですが読む前段階から「ヘイト本」としてキャンセルする姿勢は、あたかも戦時中の「鬼畜米英」と決め付けて英語の使用すら禁じた→https://t.co/qutSutBByy
— 曲輪の住人 (@MMondeSelection) December 3, 2023
日本で世界に先駆けた「実績」ができてしまいました。
日本にもキャンセルカルチャーが広まってしまうのでしょうか。
はっきりとおかしいと思う。トランスジェンダーを名乗る大学人の中には『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』の出版停止を喜ぶような声もある。彼らは「言論の自由」をなんだと思っているのか。言論封殺はいずれ自分の身にも起こりうるとなぜ想像できないのか。
— 柴田英里 (@erishibata) December 5, 2023
タイトル等の変更ではなく出版中止という事態に発展してしまったのは、将来に禍根を残ることになりそうです。