KADOKAWAは、来年1月に発売予定の書籍「あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇」(アビゲイル・シュライアー著、岩波明監訳、村山美雪・高橋知子・寺尾まち子共訳 原題:Irreversible Damage: The Transgender Craze Seducing our Daughters)の刊行を中止すると発表しました。
KADOKAWAは「タイトルやキャッチコピーの内容により結果的に当事者の方を傷つけることとなり、誠に申し訳ございません」とコメントを発表しています。
同書は、エコノミスト誌の「今年の一冊」、タイムズ紙とサンデー・タイムズ紙の「2021年のベストブック」にも選ばれていましたが、日本ではこのような著名な本がキャンセルされてしまいました。
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『あの子もトランスジェンダーになった』は英エコノミスト誌やタイムズ紙でも高く評価されているベストセラーでした。
角川が言論弾圧に屈した形となりました。
出版中止活動を行った人たちは勝利宣言をしています。
切実な問題提起に対してヘイト本というレッテルを貼ってしまいました。
出版を反対した人たちは出版中止に追い込むのではなく実際に本を読んで議論すべきではないかという意見も。
日本で世界に先駆けた「実績」ができてしまいました。
https://twitter.com/shisoyama/status/1732037490729759113
日本にもキャンセルカルチャーが広まってしまうのでしょうか。
タイトル等の変更ではなく出版中止という事態に発展してしまったのは、将来に禍根を残ることになりそうです。