仕事が早い人の秘密は「コピペ術」にあり!

「仕事がデキル人」とはどのような人だろうか。

まず、スピードが早い人のことを「仕事がデキル人」と呼ぶことは多い。仕事のクオリティは人によって評価が異なるが、スピードは可視化しやすい。10日かかる仕事を1日で終わらせれば誰もが早いと感じるだろう。

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プロセスではなく結果にこだわる

スピードが上がらない人は「自分のやり方にこだわりすぎる」という特徴がある。自分で創意工夫し、努力して身につけたスキルだから「こだわり」がある。しかし仕事は成果を出さなくては意味が無い。成果があがっていないなら根底から見直す必要がある。

仕事は最速で成果を出すための手段を選ぶことが肝心である。その手段はいつも自分で編み出さなければいけないわけではない。最速で最適なつもりでもスピードが上がっていなければ、時には他人のやり方に目線を移すことも必要である。

たとえば、頑張っても成果が出ず、仕事のスピードも上がらない。そのような時には、仕事が早いことで有名な社員をマネすることで視野が広がることがある。

  1. ゼロから企画書をつくるのではなく頻度の高いものを事前につくっておく。
  2. 担当レベルではなく決裁権を握る人に事前に根回ししておく。
  3. 売上が大きい上位2割の顧客を選別し、効率よく営業訪問する。

私の場合、社名を変更すれば提出可能な企画書をテーマごとに数パターン用意していた。これで、時間はかなり軽減された。

つぎに考えたのが根回しだった。相手によっては根回しを嫌う場合がある。そのような場合、ほぼ失注した。根回しを嫌がるということは意中の相手がいることの裏返しでもある。世の中に、完全にフェアなものなど存在しない。

自分のやり方をリセットする

「守・破・離」という考え方がある。これは、道を究めたいのであれば、いったん自分のやり方をすべて捨てて師匠の型を守ることを意味する。

仕事道においても「守破離」の精神は効果的である。一流の人をじっと観察し、脳をコピーするような心意気で徹底してマネをするうちに、その人と同じ行動がとれるようになるものだ。できる人の仕事術を完全にコピペし、行動を観察すると効果的である。とくに、実現可能性が高く、効果が大きいものからマネするといいだろう。

仕事はコピペ術以外にも、多くの方法論がある。仕事が早いうえに成果を出し続ける人は、いったいどんなやり方をしているのか。研究してみると意外と面白い発見がある。