人生で早くやった方が良かったと後悔している「3つのこと」

来年還暦を控え、自分の人生を振り返ってみると、早くやって良かったと思うことがあります。

その代表は20代から始めた資産運用です。来年からの新NISAの導入で資産運用がようやく脚光を浴びるようになりましたが、お金が増えるのには時間がかかります。

貯金をしてコツコツお金を貯めるよりも、正しい方法で長期で資産運用する。経済的不安を解消するには、仕事を真面目にやるだけではなく、お金に働いてもらうことが必須です。

シニアになるとお金が増えるのに必要な時間が足りません。若いうちから資産運用は始めた方が良いと思います。

対照的に「もっと早くやればよかった」と思うことはいくつかあります。

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まず「脱毛」です。レーザーを使った脱毛は効果的ですが、残念ながら白髪には反応しません。

例えば、ひげ脱毛は髭剃りの手間を省き、皮膚への負担も軽減するとても良いスキンケアですが、白髪になる前に始める必要があるのです。最近は介護の負担をかけないためにVIOの脱毛をするシニアも増えているそうですが、これも同じです。

黒い毛のうちに脱毛をやっておく。これが基本です。

また、「歯列矯正」も早くやればよかったと思っています。

歯の矯正は美容のためだけではありません。人生100年時代になって、自分の歯でいつまで食事できるかが、クオリティ・オブ・ライフを決めることになります。歯並びが悪いと、虫歯や歯周病になりやすく、歯に負担もかかります。

技術力の高い歯科医を見つけて、早く始めることが結局は長い間メリットを享受できるのでオトクなのです。

そして、私が早くやらなくて一番後悔しているのは「起業」です。

48歳で資産デザイン研究所を設立して自分で会社を始め12年目になりましたが、「もっと早くやっておけば」という気持ちを今でも持ち続けています。

「脱毛」「歯列矯正」そして「起業」。

このブログを読んでいる方には、私の後悔を参考にしてもらい、より満足できる人生を実現して欲しいと思います。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年12月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。