人生は干支と同じ「12年周期」で回っている気がする

新年あけましておめでとうございます。さて、2024年は辰年です。私は辰年生まれで、今年の3月で還暦を迎えることになります。

12年サイクルの干支が、これで5周したことになりますが、60年間を振り返ってみると、不思議なことに約12年毎の周期で人生の節目があったような気がします。

■ 第1周期 幼少の自由奔放期
1964年に生まれ、親の仕事の関係で北海道、名古屋、東京と日本各地を転々としましたが、自由放任主義で落ち着きがなく、面倒なことが嫌い。算数以外は勉強のできない子供でした。12歳で中野区の区立小学校を卒業し、地元の区立中学に進学します。

■ 第2周期 真面目に学業専念期
区立中学進学と同時に、何故か一念発起して真面目に勉強を始めました。するとみるみる学力が向上し、1年で学年トップに。

都立の進学校に進み、高校3年の9月から、コンプレックスをバネに狂ったように勉強して、東京大学に予想外の現役合格。

22歳で信託銀行に就職。ここでも真面目に勉強して、2年目から本部で働き始めました。

■ 第3周期 金融機関での資産運用経験期
銀行本部では、希望の不動産業務ではなく資産運用業務を担当し、ディーリングルームでの金融資産の投資経験を積んでいきました。1997年には11年務めた銀行を退職して、外資系投資顧問会社に転職。ここでも年金運用のファンドマネージャー業務を担当しました。

■ 第4周期 マネックスのスタートアップ経験期
35歳の時に、大学時代のクラスメイト松本大氏が創業したマネックスに入社。社員4人から始まったスタートアップを経験することになりました。

会社が軌道に乗り始めると、資産運用に関するセミナーを企画したり、書籍の出版も始めました。自分が運用するだけではなく、人に教えることも増えていきました。

マネックスグループには2011年まで通算12年在籍しました。その後、今は無きスイス系プライベートバンクに転職して、富裕層ビジネスを学びました。

■ 第5周期 独立して経済的自由獲得期
48歳の時に資産デザイン研究所を設立。並行して、借入も活用し実物資産を使った投資を自分自身でも開始。

投資家コミュニティを主宰するという自分の好きな仕事をしながら、時間的・経済的自由を獲得する方法を模索し、ついに完成させることができました。

このような過去のパターンからすると、今年から私は60歳から72歳の12年間に当たる第6周期に入ることになります。

第6周期では、時間的・経済的自由の先にある人生の目標を定め、それを達成することをミッションにしようと思っています。

昨年末で銀座で経営していたワインバーを閉店。今月末には赤坂から晴海に拠点を移します。ライフスタイルの変化も、人生が変わるきっかけになるような気がしています。

今年は節目の一年になりそうですが、このブログは、本年も毎日更新していく予定です。

引き続き、私内藤忍並びに株式会社資産デザイン研究所をどうぞよろしくお願いします。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年1月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。