「プーチン氏は今年死を迎える」:予言者たちが語る2024年の世界情勢

新年明けましておめでとうございます。今年も皆様の上に神の祝福がありますように。

さて、激動の2023年が過ぎ去り、新年2024年を迎えた。ドイツ語協会が昨年、2023年の言葉に「危機モード」を選出したが、新しい年はその「危機モード」を継続していく年となることはほぼ間違いないだろう。

英紙ガーディアンは2024年に予測される世界情勢を詳細にまとめて掲載しているが、ここでは経験豊富なジャーナリストの「2024年の予測」ではなく、人知を超えた別の世界との繋がりを有する著名な予言者、霊能者が語った「2024年に起きる内容」を紹介する。2024年の世界情勢を予測する上で参考にしていただければ幸いだ。

「バルカン半島のノストラダムス」と呼ばれたブルガリアの予言者ババ・ヴァンガ Wikipediaより

当方は「マラキ預言書」や「ファティマの予言」、そして「ノストラダムスの予言」から「マヤの暦」までさまざまな予言内容に強く関心を持ってきた。そして新しい年を迎える度に著名な予言者、霊能者の予測記事を紹介してきた。

そこで先ずブルガリアの盲目の予言者と呼ばれるババ・ヴァンガ(Baba Wanga)の予言を紹介する。オーストリア日刊紙エステライヒ(2023年12月30日)に掲載されたヴァンガの予言内容だ。

予言者ババ・ヴァンガは1911年、現在のマケドニアで生まれたブルガリア人。13歳の時にトルネド(竜巻)に遭い、視力を失う。その後、多くの啓示や幻想を体験する。そして1996年に85歳で死去した。第2次世界大戦では兵士たちがどのような運命に遭遇するかを語り、その予言内容は約80%が当たったこともあって、彼女の名は急速に広がっていく。ブルガリア国王ボリス3世は1943年、彼女にアドバイスを受けたという。

彼女の予言は口述だけで、関係者が彼女の予言を集め、後日発表したものだ。当方はその信頼性を判断できないが、最近では「米国内多発テロ事件」(2001年9月11日)や英国の「欧州連合(EU)離脱決定」(2016年6月)は当たったという。「バルカン半島のノストラダムス」と呼ばれている。

<例>2001年9月11日の米国内多発テロ事件
「恐ろしい、恐ろしい、鋼鉄の鳥たちに襲われ、米国の双子が倒れる」

彼女の「2024年の予言」を見る。

  1. 2024年にはロシア大統領の暗殺が計画されている。クレムリンのボスが同胞によって殺害される。
  2. 欧州は一連の攻撃に備える必要がある。テロの脅威は依然として高い。
  3. 大国が実験、さらには使用を試みている生物兵器の脅威が増大している。
  4. ドナルド・トランプ氏は再び政権を握るだろう。元米国大統領は謎の病気に苦しんでいる。
  5. 2024年に「龍」が権力を握る。(中国のことを指していると受け取られる)現在、西側諸国は経済問題に苦しむ。

ババ・ヴァンガの予言は過去、全てが当たったわけではない。また、「プーチン氏の暗殺予言」や「トランプ氏の奇病説」はヴァンガは2019年にも予言していた。予言というものは常に象徴的な表現で現れてくるから、さまざまな解釈が可能だ。ちなみに、ヴァンガは「西暦2125年、宇宙から最初の接触」「西暦3793年、人類が地球を去る」、そして「西暦4万5709年、人類は神と対話が可能となる」とも予言している(「ババ・ヴァンガ『2019年』の予言」2018年12月30日参考)。

次は「新しいノストラダムス」と呼ばれている英国人の霊能者クレイグ・ハミルトン・パーカー氏。彼はロシアのプーチン大統領は「2024年生き残ることが出来ないだろう」と予言している。コロナやエリザベス女王の死などを予言したと言われているハミルトン・パーカー氏は新たな予言をYouTubeで公開している(同上2023年12月25日)。

  1. 「プーチン大統領が2024年に亡くなる。彼の死が差し迫っている。これが転換点になるかもしれない」
  2. ヨーロッパでの大規模な洪水
  3. 世界中での多数のサイバー攻撃、
  4. オーストラリアで新たなパンデミックが始まる

最後に、薬剤師であり、医者でもあったフランス人、ミシェル・ノストラダムス(1503~1566年)は、その予言の中で2023年は金融・経済危機発生し、「人間が同胞を食べるようになる」ほど深刻になる、と述べていた。実際にはインフレは増加したが、共食いの事例は知られていない。また、「埋もれた人々」が隠れ場所から日の目を見ることになると、世界大戦になるという。ここには、ハマスのテロリストがトンネルの外で活動する中東紛争との類似点が見られる。

それでは2024年の予言を紹介する。

  1. ローマ教皇フランシスコは87歳の2024年に亡くなる。「非常に高齢の教皇が亡くなったことで、いい年齢の人が選出される」
  2. チャールズ3世は2022年9月に即位し、「島の王」は早ければ2024年にも強制的に追放される。彼は「王としての性質を持たない人物」に取って代わられる。
  3. 今年もロシアと中国が主導権を握る。プーチン大統領とその指導層は特別な課題に直面することになる。一方、中国は次の世界のリーダーになる。西ヨーロッパでは、新しい指導者は貧しい出自を持ち、その雄弁さで多くの支持者を獲得するだろう。
  4. 気候危機は依然として地球を苦しめ、地球は乾燥し続け、恐ろしい洪水が起こる。大飢饉につながる津波が来る。

以上

予言の中で注目される点はプーチン大統領の死(暗殺)だろう。プーチン氏の暗殺計画は過去にもあったから新しくはないが、2人の霊能者は「プーチン氏の死」を予言しているのだ。どうか、プーチン大統領は気を悪くしないでほしい。過去も現在も、独裁者には、生前中に数回の暗殺未遂や死亡説が飛び回るのが運命だからだ。

最後に、12支では今年の干支は「龍」だ。その龍は中国のシンボルとも受け取られることから、2024年は中国の動向がこれまで以上に注視されるわけだ。

聖書の世界から解釈すると、「天から落とされた龍、年を経た蛇」(「ヨハネの黙示録」12章9節)という表現があるが、それはサタンを意味する。そして終末の時にはそのサタンが再び地で暴れるというのだ。いずれにしても、2024年が激動の年となることは間違いないだろう。

DKosig/iStock


編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2024年1月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。