北朝鮮の金正恩氏が能登地震見舞いの電報を岸田首相に送ったことに対し、林官房長官が「感謝の意」を表明しました。
日本政府関係者が北朝鮮へ謝意を表することは極めて異例ですが、北朝鮮が日本人を気遣う声明を出すことも珍しい事態です。
日朝関係は拉致問題のみならず、核・ミサイル問題などが山積し、完全に冷え切った状態が続いています。被害者家族が高齢化している拉致問題については一刻も早い解決が望まれますが、2000年代以降全く進展が見られません。
日本政府は拉致問題解決のため、近年圧力路線から対話路線に舵を切りましたが、表立った成果は報告されていません。
能登地震の被災者を見舞う金正恩氏の電報は、日朝首脳会談が現実味を帯びてきているサインなのでしょうか?
一方で、昨年末に金正恩氏は「韓国はもはや同族ではなく敵対的、交戦国」と対韓国外交の重大な転換を宣言していました。
金正恩氏の心境はいかに?
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