乃木神社に今年2回目の初詣に行ってきました

衝撃的な災害や事故が続いた今年の幕開け。

少しでも厄災が収まるように願うため今年2度目の初詣にやってきました。

やってきたのは東京メトロ千代田線の乃木坂駅。ここの駅の発車メロディーは乃木坂46の「君の名は希望」です。全くどうでもいい情報ですが、わたしのカラオケの十八番です。「何度目の青空か?」も好きです。

乃木坂駅の1番出口を出るとすぐに乃木神社の鳥居があります。日露戦争で活躍してその名を轟かせた陸軍大将・乃木希典(まれすけ)氏を祀る神社です。

旧宅には子をいたわる乃木大将の像もあります。
軍人であった乃木大将の優しい一面が表わされています。

神社は乃木大将がかつて住んでいた邸宅の隣にあります。乃木大将は大正元年9月13日、明治天皇の大喪の礼が行われた日に妻静子とともに明治天皇を追って自刃しています。乃木神社は乃木大将の死を悼んだ東京市長らが中心となって中央乃木会を設立、乃木大将と静子氏をここに埋葬し、大正12年に正式に神社が設立されたものです。なお、乃木大将自刃時には「幽霊坂」と呼ばれていたこの坂は自刃を機に「乃木坂」と改名されています。

拝殿に手を合わせ、日本の安寧を願います。新年が開けてまだ4日目ということもあって参拝客も大勢いました。やはり乃木坂46の影響からか若い方の参拝が多いように見えました。乃木坂46と神社は無縁ではなく、毎年メンバーは初詣と成人式をここで行っているそうです。絵馬も乃木坂46ファンから彼女らの活躍を期待するものが目立っていました。

乃木神社の神紋は「市松四つ目結」。実は乃木神社を訪ねたのは2回目なのですが、そのときこの神紋をあしらったお守りがカッコよくて、今年はこの神社のお守りが欲しいなと思ったのが乃木神社訪問の理由でした。

普通の勝守なども売っているのですが、ちょっとかわったお守りも売っています。

きちんと市松四つ目結の神紋も描かれています。

お守りの「ナカ(願い事)」と「ソト(お守り袋)」が別々に販売されており、好きな組み合わせで選んで買ってお守り袋に願を掛けられた板を自分で入れるものです。私が選んだのお守り袋は「ひょうたん」ですが、

乃木神社HPより

ほかにもこのようなバリエーションがありました。自分で選べるお守りってなんだか楽しいですよね。

神社で参拝を済ませた後は乃木坂脇の陸橋を渡って六本木方向に向かいました。乃木坂ってもともと幽霊坂っていうくらいなのでもっと路地裏にひっそりと存在する坂なのかと思っていたんですが、かなり車どおりが多い坂だったんですね。

おや、坂沿いにあるこのビルは最近よくテレビで見かける・・・多くを語るのはやめましょう。

乃木大将は明治の日本で活躍した軍人であり教育者でした。実は評価は二分しているのですが、自刃した際に多くの方が悲しみ神社まで建てられたというのはそれだけ人柄がよく慕われていた証でしょう。

維新後の激動の時代を導いてきた乃木大将。今はそのようなカリスマ性のある人物がいないような気がします。本気で日本の課題に立ち向かうんだという強い信念をもったリーダーが現れることを切に願うばかりです。


編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年1月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。