厚生労働省は、2024年度の1人あたりの介護保険料の平均額が月6,276円となるという見通しを発表しました。2023年度と比べると月60円増え、過去最高を更新するとのことです。介護保険制度が始まった2000年度は2,075円で、3倍以上に増えることになりますが、こうなることは目に見えていました。
40~64歳の介護保険料、月6276円 24年度推計 過去最高に https://t.co/twvBrk96FX
40~64歳の人が納める介護保険料について、厚生労働省は17日、2024年度は1人あたりの平均が月6276円になる見込みだと発表した。前年度の見込み額と比べると月60円増え、過去最高を更新する。
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) January 17, 2024
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介護保険は際限なく上がっていくということが見込まれていました。介護保険を利用している人は現役世代に制度がなかったので保険料を払っていません。
しかし、要介護者が増えるのはこれからが本番です。
制度を作った人はあとの人のことは考えていませんでした。
賦課方式の介護保険はネズミ講だから、最初の世代は負担ゼロで介護を受けられ、最後の世代は負担だけで介護を受けられない。あなたが最後の世代にならない保証はない。 https://t.co/p0dWyI1IWr
— 池田信夫 (@ikedanob) January 19, 2024
それでも介護保険料だけでは足りません。自己負担を上げなければいくらでも需要が生まれてしまいます。
介護保険料が過去最高になるが増加幅はたった月額+60円。そんな程度で介護保険の赤字が解消されるはずはない。自己負担率を上げて需要を減らさなければいつか詰む。 https://t.co/nP6Qtr4led
— 戯画兎 (@giga_frog) January 17, 2024
どうしても自己負担をしたくない人たちもいます。負担する世代のことは考えていないのでしょうか。
こちらも。動きが出てきた。以下のキャンペーンに賛同をお願いします!「介護保険:「制度はあっても、介護サービスが使えない」にならないように!原則自己負担2割化、ケアプラン作成の有料化、要介護1と2の保険外しなどに反対します。」 https://t.co/1mlHOEcqvX @change_jpより
— 上野千鶴子 (@ueno_wan) September 28, 2022
コストを無視すれば介護需要を掘り起こしつづけます。
6/19日経「400万人の「介護難民」支え手120万人不足」人口が1億人を割る2056年には3750万人が65歳以上になり、1.3人の現役が1人の高齢者を支える未曾有の超高齢社会が到来する。以前からわかっていたことですが、高齢者の既得権を削れないので、政治も行政も思考停止したまま。 pic.twitter.com/YJ1hgdwCsD
— 橘 玲 (@ak_tch) June 19, 2023
無尽蔵な需要があればいくらでも人手不足になります。
介護界隈を縮小することで成長産業に人的金銭的資本が移動します。
おじいちゃんおばあちゃんのお気持ちに寄り添うサービスに、莫大な資金を注ぎ込む続けても生産性は皆無— kieru (@kimisiromisiro) January 19, 2024
AIやICTでもできることは限られています。
日本の痴呆老人の介護問題はAIで一気に解決するかもわからんね。日本もAI開発を国を挙げてがんばったほうがいいね。死ぬまでずっとAIと会話する。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) April 2, 2023
介護亡国とならなければいいのですが。