「東アジア反日武装戦線」のメンバーであった桐島聡容疑者と名乗る人物が、入院先の神奈川県内の病院で死亡しました。
この人物は胃がんを患っており、警視庁がDNA鑑定などで確認を急いでいました。1974年から75年にかけて起きた連続企業爆破事件の重要指名手配犯とされています。
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あまりの急展開に驚きの声が上がります。
連続企業爆破事件に関与したとみられる男は偽名「ウチダヒロシ」を名乗っていました。
昭和50年に東京・銀座にあった「韓国産業経済研究所」のビルに爆弾を仕掛けて爆発させた事件に関わったとして爆発物取締罰則違反の疑いで全国に指名手配されていました。
「東アジア反日武装戦線」はアナキズム系の武闘派極左テロ集団として、三菱重工ビルを爆破して8人を殺害するなど、企業を標的にテロ行為を繰り返していました。
当初、他人の保険証で入院していたと言われましたが、自費治療でした。ただし、その費用は本人だけのものなのかまだわかっていません。
逃避行を続けた人生はいったいどんな心持だったのでしょうか。
名乗り出たのは警察に対する勝利宣言だったのでしょうか。
警視庁は、桐島容疑者本人の可能性が高いとみており、引き続き確認作業をつづけるとのことです。