この3連休は暖かい日が続いてお出かけ日和になりました。
連休の初日の2月10日、ひと足早い花見を楽しみに伊豆半島南部の河津町にやってきました。
河津町は言わずと知れた「カワヅザクラ」の原木が見つかった場所。1960年代に徐々に全国各地に広まっていき、今では早咲きの桜として全国に知られる存在になっています。
実は河津町には1月末にも来ています。そのときの桜並木はまだこんな感じで、ひと足早く菜の花が咲いているだけの状態だったのですが、
2週間後にはこんな感じに!まだ3分咲き程度の木もありましたがだいぶ開花が進んでいました。これに伴ってひと足早い花見を楽しもうと訪れる観光客も大幅に増加しています。
桜の代表的な存在であるソメイヨシノと比べて花がやや大ぶりで、ピンクがかっているのが特徴です。また1ヶ月もの長い期間花を楽しむことができるのも特徴です。河津町では開花の時期に合わせて2月1日から29日までの間「河津桜まつり」を開催して町を大いに盛り上げています。
河津川沿いに延びる道路にそって並ぶ河津桜の並木道。歩いているだけで春を感じ、薄桃色の情景がわたしたちを幸せな気持ちにしてくれます。
さて、桜の開花を心待ちにしていたのは人間だけではありません。
特に多く見かけるのはメジロ。鶯に似た緑褐色の胴体と名前の由来になった白いアイリングが特徴です。比較的警戒心が緩い鳥といわれており、わたしのような素人でも粘ればその姿をカメラに収めることができます。わたしと同じにわかバードウォッチャーたち(失礼)がカメラでメジロたちを追っていました。
川沿いには2か所、足湯が設けられています。火山が至る所にある伊豆半島、温泉が湧かない場所は殆どありません。こちらは豊泉の足湯処。脚を温めながら桜を望むことができます。
足湯につかりながら撮った一枚。足湯はちょっと熱めなので気をつけましょう。
1月に来たときはまだ蕾だった桜も開花して、菜の花とみごとな黄色とピンクのコラボを演出してくれていました。
これからますます見ごろになる河津桜。観光客も一気に増えてきて駐車場の確保が難しくなります。伊豆高原駅まで車で来てそこから電車で河津駅まで来る方も多いそうです。ひと足早い花見を楽しみに南伊豆・河津町へぜひお越しください。
編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年2月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。