「源氏の宮廷で」展@ギメ美術館(パリ16区)

「源氏の宮廷で」展@ギメ美術館。

源氏物語をテーマにした企画展。作品に影響を受けた江戸〜現代までのアートを披露。浮世絵や屏風、十二単のミニヴァージョン、お香、漫画などなど。

「あさきゆめみし」世代なので、源氏物語はよーく知ってる。夕顔、若紫、野分、柏木などの各名にちなんだ作品を眺めてると、漫画を思い出す。

広重による”若紫”

紫ちゃん。”あさきゆめみし”で美人さんだったね〜。

江戸時代の駕籠。内側の装飾が源氏物語。

昔、読み倒したなぁ。懐かしい。また読みたい。

圧巻は、西陣織の作家、山口伊太郎による”源氏物語錦織絵巻”。105歳で亡くなるまで、37年間にわたってデザイン制作した大作。

人間業と思えない、精密で艶やかな錦織。”源氏物語絵巻”は国宝だけど、この作品もそのレベルだと思う。近づけば近づくほど、驚きの美しさと芸術力&技術力に圧倒される。

絵巻全てが西陣の錦織

あまりに素晴らしく、食い入るように眺める。

山口伊太郎のその他作品も。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2023年12月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。