「地球は温暖化しており、その主因はCO2である」というIPCCの仮説は完全に崩壊している。最新の論文によれば、
- そもそも地球温暖化の観測には都市熱がかなり混入している。
- IPCCの気候モデルでは太陽光の強さは過去も未来も一定と「仮定」しているがこれに科学的根拠はない。気候モデルでは観測された温暖化はCO2が主因であると教え込まれて(チューニングされて)いるにすぎない。
- 太陽光の強さが長期的に変化するという気候モデルを構築すると、都市熱の影響を取り去った正味の気候変動の観測と、整合的なものになる。
大気科学の第一人者である田中博筑波大学名誉教授から、杉山大志研究主幹がお話を伺います。
【講演資料】
・田中先生講演資料 気候変動は太陽が原因か?
【解説記事】
・「間違いだらけの地球温暖化論争」田中 博「茗渓」1119号
【論文】
・Soon, W.et al. (2023)
・堅田 元喜 (2023) 「ダイナミックな太陽活動が過去の気温上昇をもたらした?」
【出演】
田中 博 筑波大学名誉教授
1980年、筑波大学自然学類卒業。88年、米ミズーリ大学コロンビア校大学院修了、Ph.D.取得。88~91年、アラスカ大学助教。91年に帰国し筑波大学に勤務。同大学講師、助教授を経て2005年より現職。94年から22年間、日本気象学会常任理事を務める。専門は大気大循環。
杉山 大志
キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹
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地球温暖化問題に関する科学的知見および環境影響評価の現状を調査し、安全保障・経済とのバランスのとれた温暖化対策の在り方を考える、杉山大志氏のYouTubeチャンネル「キヤノングローバル戦略研究所_杉山大志」。チャンネル登録をお願いいたします。