ニッキー・ヘイリー元国連大使が米国の首都ワシントンDCの共和党予備選で初勝利を収めました。これまで全勝していたトランプ前大統領にとっては初めての黒星となります。
速報:ヘイリー氏、DC予備選勝利でトランプ氏の無敗記録に終止符を打つ
女性候補が共和党予備選で勝利するのは初めてのことです。
ニッキー・ヘイリーは、米国史上初めて共和党予備選挙で勝利した女性です!
トランプ氏曰く自分は「わざと」負けたそうです。
トランプ氏、D.C.共和党予備選でニッキー・ヘイリー氏に「わざと」負けたと主張
初勝利をおさめたヘイリー氏ですが、DCでの勝利は特殊要因が関係しています。ワシントンDCは極めて民主党支持が強い選挙区であり、保守派よりもリベラル派からの支持が厚いヘイリー氏にとっては有利な土壌がありました。
過去60年、ワシントンDCでは民主党が圧倒的強さを誇っています。2020年大統領選でトランプ氏DCでは5%しか獲得することができませんでした。
ヘイリー氏は共和党支持者がほとんど住んでいない場所で、勝ってしまいました。
リベラル寄りの共和党支持者が多いDCで、トランプ氏が3分の1の票を獲得したことに驚いている人も。
ワシントンDCの住民は大統領選で投票することが出来ますが、「州」ではないため、議会に代表を送ることができません。しかし、DCが州になれば民主党にとって新たな牙城が出来ることから、共和党はDCの州昇格に否定的です。
ザ・ヒルの最新の世論調査では、米国人にワシントンDCの州権獲得への探求についての意見を尋ねた。結果は、この問題に関して有権者の意見が分かれていることを示している。 48%がDCの州化を支持しているが、52%は国の首都が州になるべきではないと考えている。
DCでの勝利での自信をつけたのか、ヘイリー氏は共和党の最終的な大統領候補を支持しない可能性に言及しています。
ニッキー・ヘイリー氏は、共和党全国委員会(RNC)の最終的な党候補者を支持するという公約に拘束されるとは感じないと述べた。
トランプ氏とヘイリー氏の選挙人の獲得数はますます広がっており、トランプ氏が共和党大統領候補になることは確実です。しかし、それでも少なくない数の共和党支持者がヘイリー氏に推しており、その中には本選ではトランプ氏には絶対に投票しないと公言する人々もいます。
ティーセン: バイデンはサウスカロライナ州ではどうでしたか?得票率は96.2%。ドナルド・トランプ氏の得票率は60%で、共和党有権者の10人中4人は、彼が候補者になるとわかっていてもノーと答えた。彼らは依然として彼に反対票を投じた。ヘイリー氏の有権者の59%は彼には投票しないと答えた。