日本の若者が結婚しなくなった「本当の理由」が価値観変化ではなく「結婚のインフレ」だという指摘が話題を呼んでいます。
2014年調査時点では、その中央値を計算すると379万円でしたが、その後の10年間でどんどん上昇し、最新の2024年調査では544万円にまであがっています。実に2014年対比で約1.4倍です。(中略)結婚必要年収の上昇に、実態としての若者の給料が追い付いていないわけです。
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(絶対的に)貧乏だから結婚できないという主張は今までも多く見られましたが・・・。
みんなが人並み以上を希望するようになった必然的な帰結かもしれません。
もちろん、全員が平均もしくは偏差値60以上になることはできません。
低年収男が結婚を諦め、女性達が少数の高年収男を奪い合う時代なのでしょうか。
かつては結婚することで弱肉強食の恋愛市場から下りることができましたが、中間層以下はそもそも市場に参加することが難しくなってしまいました。
女性の社会進出が進んだことも非婚化の原因と指摘されています。
https://twitter.com/sumomomo_xx/status/1766623532132471028
収入が上昇した女性に対して高年収男性が足りていないようですが、対策は現実問題としてかなり難しいのではないでしょうか。
結婚に対する社会制度はあいかわらずむかしのままです。
考えようによっては、われわれは先祖返りしているだけなのかもしれません。
- 参照:日本の若者が結婚しなくなった「本当の理由」 荒川 和久 東洋経済オンライン
- 参照:SMBCコンシューマーファイナンス調べ 20代の半数以上が結婚しようと思えるのは 「年収600万円」、前回調査からハードルが上昇