やっぱり理解に苦しむ「JR東日本のサービス」

内藤 忍

伊豆の温泉に出かけてきました。1泊2日の慌ただしい旅行でしたが、露天風呂を満喫してリフレッシュすることができました。

今回は電車で行きましたが、サフィール踊り子という特別仕様の列車の予約が取れ、車中も楽しむことができました。

全席グリーン車かプレミアムグリーンと呼ばれる最上級のシート(写真)となっており、個室も予約できれば利用可能です。

窓が大きく、天井にもガラスが使われて開放感があり、なかなか良い列車です。

最近の列車には珍しくカフェテリアと呼ばれる食堂車も連結されていました。利用してみようと早速行ってみると、お客さんが1人もいません。

ラッキーだと思って、メニューを見せてもらって空いている理由がわかりました。食事のメニューが中華しかないのです。

有名な中華料理店のシェフが監修したワンタン麺、担々麺、チャーシュー丼といった4種類の料理しかありません。

あとは普通のドリンクメニューだけです。しかも、サービス提供時間も短く、使い勝手も良くありません。

東京から伊豆に出かける人が、車中で中華を食べようとは普通は思いません。伊豆の新鮮な海産物や干物やかまぼこといった地元の名物を期待すると思います。

どのような経緯で、中華料理専門のカフェテリアになってしまったのか?

やっぱり私には「JR東日本のサービス」には理解できないことが多すぎます。

そういえば、JR東日本のオンラインサービスえきねっとで乗車券を予約すると、JR東日本以外の駅では受け取りができないというワナがあることも知りました。

気が付かない人も多いと思いますが伊豆高原駅はJR東日本ではなく伊豆急行になります。えきねっとで伊豆高原駅からの帰りのチケットを予約すると受け取ることができず、再度購入しなければならないようです。

受け取りのできない駅から乗車するチケットをオンラインで販売するセンスもよくわかりません。

サフィール踊り子にはとても満足しましたが、今回もこんなことこんなことに続いて「JR東日本のサービス」の謎が更に深まることになりました。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年3月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。