新年度を目前に控え、鹿児島県教育委員会は臨時的任用教員の確保に力を入れているとのことですが、2000人という数に驚きの声が上がっています。内訳は、小学校約900人、中学校約500人、高校約250人、特別支援学校約350人で、合計約2000人だということです。
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あと数週間で新学期の段階で教員不足で教育現場は危機的状況です。
https://twitter.com/ray99131855/status/1766257698025435176
ただし2000人まるまる足りないということではないようです。それでもいまだかつてない不足数に変わりはありません。
これから先教員が増える要素はありませんが、景気がよくても世の中が世知辛くなっているからなのでしょうか。
遅々として「働き方改革」は進みません。
https://twitter.com/ray99131855/status/1768836444221743112
正規採用ですら「滑り止め」になってしまっています。
ただしどれだけ人員を補充すれば人手不足が解消するのか定かではありません。
教育ニーズは高まり続けています。いくらでも高まり続ける雰囲気があります。
タクシー不足と同様に教員不足も参入障壁の問題とも言えます。
正規採用の倍率も散々ですが、非正規でしっかり働いてくれる人が払底してきたことがいちばんの要因ではないでしょうか。正規職員の待遇改善だけでは教員不足は解消しません。
正規教諭の募集は奨学金免除などのニンジンで誘導しようとしていますが、足りないのは臨時教員です。臨時教員の人の給与を上乗せすればいいのではないでしょうか。
教育業界も非正規は二流の労働者という色眼鏡を外すことはないのでしょうか。
過去の教員採用試験の受験者からは手のひらを反したような教育委員会への恨み節も聞こえてきます。
けっきょく教員不足もこういうことが発端なのかもしれません。