毎年3月は引っ越しが集中しますが、ことしは例年になく予約が取りづらい状況がつづいているそうです。新居は決まっているものの引っ越し業者が見つからなからずに、やむをえずトランクルームに預ける人もいるとのことです。原因はどこにあるのでしょうか。
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繁忙期は料金を上げろという声が多いです。ただし現時点では通常期の3倍でも受けてくれないようです。
3倍でダメなら10倍にすればいいじゃないという指摘も。
この背景には、引越作業員やトラックドライバーの人手不足があります。引越作業は過酷なために人手不足がさらに深刻なんだそうです。トラックドライバーの時間外労働時間が年間960時間に制限され2024年問題も指摘されていますが、4月からの適用ですのでまだ来ていません。
参照:ネット通販が気軽に使えなくなるかもしれない「2024年問題」ってなに? アゴラ
ネット通販が気軽に使えなくなるかもしれない「2024年問題」ってなに?
物流業界では、トラック運転手の時間外労働の規制が強化される「2024年問題」が迫っています。2024年4月から、トラックドライバーの時間外労働時間が年間960時間に制限されます。このため、いまの体制のままでは荷物が運びきれないという懸念が高...
そして政府の対策はマッチポンプで終わってしまうのでしょうか。
引っ越しに限らず人員不足がボトルネックになっています。
人手不足の原因はわかりきっていますが、日本では経済原理がなりたたないのでなかなか解消されません。
日本の物流の問題は低価格で過剰なサービスがあげられますが、アメリカの運送会社は配送が雑なうえに効率性も高いみたいです。
みんなで3月に異動を命ずるルールも足枷になっているという意見も見られます。
新しいビジネスのチャンスだという指摘も。
適正な価格で提供することが今まで以上に求められると思います。
年度末の引っ越しは日本経済の問題の縮図ですね。