東京電力の「送電停止」という恐怖のお知らせ

しばらく東京を離れて、自宅に戻ると気になる圧着はがき(写真)がポストに入っていました。東京電力パワーグリッドから送られたものです。

そこには「送電停止予定日のお知らせ」という内容で郵便を見た次の日から送電停止が予定されていると書かれています。

さらに送電を停止したことによって、家電製品が故障したり保存データの消失、その他の損害には一切の責任を負いかねるとも書かれていました。

1月に引っ越しをしてから、電気料金のクレジットカード払いについて新たに登録する必要があり、コンビニでの振り込みになっています。その支払いが遅れているのが理由のようです。

慌てて東京電力パワーグリッドに電話をすると、特定小売供給約款に基づく契約は東京電力パワーグリッドではなく東京電力エナジーパートナーの担当なのでと、たらい回しにされました。どうやら東京電力エナジーパートナーから東京電力パワーグリッドに供給停止の要請があってそれを連絡しているだけのようです。私には2つの会社の業務担当はよくわかりません。

東京電力エナジーパートナーに電話すると、やはり原因は電力料金の支払いの遅れでした。しかし、東京にいない間に請求が届き、支払いが遅れた未払い分はすべて支払い済みになっています。調べてもらうと、送電停止予定日のお知らせはがきと行き違いになっていたことがわかりました。

送電停止予定日の連絡は来ても、送電停止が解除された連絡はしてもらえないようです。

Evgen_Prozhyrko/iStock

それにしても、わずか1か月足らずの支払いの遅れで電力供給が停止されるリスクがあるというのは驚きです。海外に長期滞在するような場合は、自動引き落としにしておかないと大変なことが起こってしまうリスクがあります。

もちろんきちんと電力料金を支払わない私に一方的な非がある訳ですが、カタカナ表記の似たような会社から様々な郵送物が送られてきて細かくフォローするのは大変です。

1日も早くクレジットカード引き落としの設定して、送電停止の恐怖から解放されたいです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年4月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。