魅力溢れる日本のためにこれから「やってみたいこと」

今年に入ってからの3か月だけで、京都、奈良、大阪、三豊(香川)、那覇(沖縄)、宮崎・日南と日本各地に出かけています。今月も富山、札幌、宮崎と国内旅行が目白押しです。

地方に出かけて感じるのは、それぞれの土地に根付く素晴らしい文化や豊かな食生活があるのに、人口減少でそれらがどんどん消えていく悲しい現実です。農業は従事する人の高齢化が進み、作り手のいない休耕地がどんどん増えています。

そんな現状を見て、ささやかながら自分でも何かできることが無いかとあれこれ考えています。

投資家として、そしてブログ・メルマガ・SNSなどで情報発信している者として、こんなことをやってみようと思っています。

1.地方での観光事業
日本人さえまだ知らない地方の魅力的なエリアを日本人だけではなくインバウンドの外国人にも紹介する機会を作る。そのためには、快適に宿泊できる設備が必要です。

屋上に天然温泉がある味気ないチェーンホテルのような画一的な宿泊施設ではなく、そこにしかないオンリーワンの設備を作り、宿泊事業をするだけではなく自分も定期的に出かけられる拠点にする。

そんな場所を国内のあちこちにコツコツと作っていきたいと思います。

2.地元の一次産業の資金調達・マーケティングのサポート
地元で農業をやろうとしている若者と話をしていて感じるのは、資金調達のハードルの高さと生産物の利益率の低さです。

クラウドファンディングなどで調達している事業者もいますが、大手のサービスは手数料が高すぎて割りに合うとは思えない面もあります。また調達金額のロットが小さく、投資家のフォローも大変です。個人投資家のコミュニティを主宰する立場から、富裕層投資家とやる気のある地元の事業者をつなぐことで新たな資金調達の方法を提供できます。

また、商品の付加価値の付けることによって利益率を改善する方法についても、サポートができると思います。

3.訪問した場所の魅力の情報配信
毎日更新しているこのブログや、毎週約5万人に配信しているこちらのメルマガで各地の魅力を伝える。

更にSNSで不定期更新している「行くなよシリーズ」「行けるもんなら、い・っ・て・み・なシリーズ」などで地方の食の魅力を配信する。そんな地道な情報提供も続けるつもりです。

このような活動は継続が大切だと思っています。そのためには自分が楽しく、心から行ってみたいと思える場所を見つけ、それを自分の言葉で伝えられる環境が必須です。

楽しいことをすればするほど、周りにいる人たちに貢献できる。そんな夢のような活動ができれば本望です!


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年4月3日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。