原子力発電の役割と課題

内閣府原子力委員会の前委員長であり原子力技術開発に携わった岡芳明先生のご講演を杉山大志研究主幹が伺います。

原子力発電は、エネルギー安全保障とCO2削減に本質的な寄与をすることに加えて、データに基づけば最も安全であり、また長く使うことにより最も安価になる。再稼働、運転期間延長、新規建設をすべきであり、発電に占める原子力比率はフランスなみの70%が望ましい。この実現に向けて、日本の原子力行政はアカウンタビリティの欠落を克服すべきであり、事業者は集団思考に陥りがちな点を直さねばならない。

【講演資料】

原子力発電の役割と課題

【岡先生最新刊】

原子力発電と社会: 経済、安全、廃棄物、法制度の課題

【出演】

岡 芳明 東京大学名誉教授 前・内閣府原子力委員会委員長
通産省原子力発電技術顧問、内閣府原子力安全技術顧問を多年にわたり務め、米国原子力学会理事、国際原子力学会協会理事、日本原子力学会会長を歴任。

杉山 大志
キヤノングローバル戦略研究所 研究主幹

地球温暖化問題に関する科学的知見および環境影響評価の現状を調査し、安全保障・経済とのバランスのとれた温暖化対策の在り方を考える、杉山大志氏のYouTubeチャンネル「キヤノングローバル戦略研究所_杉山大志」。チャンネル登録をお願いいたします。