オランジュリー美術館(パリ1区)

モディリアーニ展見たあと、この美術館が所有する、他のポール・ギヨームコレクションも眺める。

おぉ、”苺”が戻ってる!

この美術館で一番好きなのは、ルノワールの”桃”と”苺”。この二年くらい、”苺”は展示されてなくてずっと恋しかった。

”林檎&洋梨”とともに、果物3点横並び。見れば見るほど、苺と桃の素晴らしさにうっとり。ほんっとおいしそうなんだよね、この白桃と苺。

桃はかぶりつきたくなるし、苺はつまみたくなる。((苺をテーマにした絵画の個人的2大作は、ルノワールのこれと、シャルダンの”森苺”。シャルダンのは、絵画の見事さもさることながら、苺の積み上げ方もお見事。ルーヴルに引っ越してきて観られるといいね〜。)

似た感じだけど、描かれた時期は20年以上も隔たっている。

二つ一緒に目の前にすると、どちらがより好きかどうしても決められない。悩みながら、しばし絵の前に佇み、愛する2作品を満喫してテンション上がる♪

モネやセザンヌ、スーティンやルソー、マティスとピカソも愛で、最後はモネの睡蓮ルーム。人が多くて雰囲気に浸れないのが残念。

モネの中でもかなり細かな色の重ね方。離れて観るとキラキラ感たっぷり。

ピカソ。まったり時間がここちよさそう。

この美術館、ルソーも充実。嵐の船、どっちから風が吹いてるのかよくわからなくて楽しい。

ピサロ、シスレー、モネ。ザ・印象派の3人。どれが誰のかわかるかな?

左から、シスレー、ピサロ、モネ。製作時期はほぼ一緒で1872年。

こういう濃い緑が恋しい、あまりにグレーすぎるパリ。セザンヌ。

地中海も恋しすぎる、、。マティス。

スーティンも大充実。数年前、スーティン&デ・クーニングの企画展あって、とっても面白かった。

たくさんの睡蓮の中で、この部分が一番のお気に入り。
次は朝イチでこの部屋に来よう。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年1月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。