イラン国連代表部は、イスラエルへの軍事行動は在シリアのイラン外交施設への攻撃への報復であり、今回が最後だと述べました。しかし、イスラエルが再び過ちを犯せば、イランの対応は厳しいものになると警告し、アメリカには距離を置くよう求めました。
「問題はこれで終わった」 イラン代表部、攻撃は今回限りと示唆https://t.co/fdXD8AaIHZ
イランの国連代表部は、Xへの投稿で、イランによるイスラエルへの軍事行動について、在シリアのイラン外交施設への攻撃に対する報復だとし、「問題はこれで終わったものと考える」と言及しました。
— 毎日新聞 (@mainichi) April 14, 2024
アメリカのオースティン国防長官は、イランとの衝突を望んでいないと表明し、イランに緊張緩和を求めていました。
米国防長官「イランとの衝突を求めていない」
▼詳しくは画像をタッチhttps://t.co/gphKKOP5sA
— テレ朝news (@tv_asahi_news) April 14, 2024
一方で、イスラエルはイランに報復すると宣言しました。
イスラエルは2日以内にイランに報復すると宣言したようです。事態がエスカレートします。リスクオフですね。
— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) April 14, 2024
イスラエルはイランに報復をしたいようですが、アメリカは不支持の公算が強まっているようです。
*イスラエル、まもなくイランに報復の可能性ーアメリカは不支持&参加しない公算 (WSJ)
*ISRAEL COULD SOON STRIKE BACK AT IRAN, DESPITE US PUSHBACK: WESTERN OFFICIALS
— Yuto Haga ⚽️ (@Yuto_Headline) April 14, 2024
イランはアメリカには何が何でも中立を保ちたいようです。
Conducted on the strength of Article 51 of the UN Charter pertaining to legitimate defense, Iran’s military action was in response to the Zionist regime’s aggression against our diplomatic premises in Damascus. The matter can be deemed concluded. However, should the Israeli…
— Permanent Mission of I.R.Iran to UN, NY (@Iran_UN) April 13, 2024
イランの軍事行動は、国連憲章第 51 条の正当防衛に基づいて行われ、ダマスカスにある我が国の外交施設に対するシオニスト政権の侵略に対する報復であった。この件は終結したとみなしてよいだろう。しかし、イスラエル政権がまた過ちを犯した場合、イランの対応はより厳しいものとなるだろう。これはイランとならず者イスラエル政権との紛争であり、米国は絶対に関与してはならない。
現時点では、イランを挑発すればアメリカが直接介入してくれるというイスラエル・ネタニヤフ首相の見立てが失敗したのかもしれません。
イランを挑発すればイスラエル支持が増える、というネタニヤフの旧時代的計算。G7(日本の識者」は、イランは孤立している!と信じて、その計算通りに踊らされる。そしてイランの限定攻撃は弱さの証だ!と主張する。
そうだろうか。私は違う風に見ている。悲観的に見ている。 https://t.co/KODuvFr20T— 篠田英朗 Hideaki SHINODA (@ShinodaHideaki) April 14, 2024
#イラン軍 を #イスラエル 本土 #報復攻撃 まで挑発すれば、#米軍 が直接介入してくれるという #ネタニヤフ の賭けは惨めに失敗。知的能力が劣化しきった #バイデン でさえ、「#外交 支援は厭わない=#軍事介入 せず」と宣言。彼我の #人口、#資源力 を考えれば、イスラエルに万にひとつの勝ち目なし。 pic.twitter.com/TbA7pui7KZ
— 増田悦佐「生成AIは電気羊の夢を見るか?(ビジネス社)」「人類9割削減計画(ビジネス社)」 (@etsusukemasuda2) April 14, 2024
今回の事態で、先に挑発したのはイスラエルでした。自国のために国際紛争のルールを変更してしまっていいのでしょうか。
エスカレーションを抑えろというなら、イスラエルがダマスカスのイラン在外公館を攻撃したところで言わないとねえ…在外公館への攻撃が許されることになれば、日本の安全保障にも多大な影響が出るが https://t.co/HbrUU1RKl3
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) April 14, 2024
アメリカ側はさまざまな事情で合理的な戦略判断ができず、中長期的にイランに負けつづけてきた歴史があります。
篠田先生の「悲観的」とは「イランは長期戦の消耗線を戦っており、イラク戦争やアラブの春の時と同様に生き残り、勢力を増すのではないか」という意味。過去30年、米陣営は圧倒的に軍事力で優っているのに、自陣営の中で足を引っ張り合い、合理的な戦略判断ができず、イランに負けてきた。繰り返すのか https://t.co/br7Ltj9rki
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) April 14, 2024
一方、イランはこれで国内への示しはついたのかもしれません。
イラン革命防隊体系のメディアTasnim、「ミサイル攻撃が成功した」と伝える。イランの文脈での"occupied territories"は、国際的に認められたイスラエル領も含むとみられる。今回の作戦名は「Operation True Promise」とのこと。
本当に成功したかどうかは不明。
"the missiles successfully hit…
— 曽我太一 Taichi Soga@エルサレム (@soga_taichi) April 13, 2024
万が一紛争が拡大すれば中東産のエネルギー輸出は途絶えてインフレ再加速が確実視され世界経済は傾く可能性が高くなっていきます。このまま収束してくれればいいのですが。
次イスラエルが報復に出た上でアメリカが損切りしないとガチでホルムズ海峡封鎖が視野に入る。
その場合、中東産のエネルギー輸出は途絶えてインフレ再加速が確実視され世界経済は傾く可能性が高い。
水面下の交渉でアメリカがイスラエルを抑えられるかどうかが鍵。— ELE (@eleconomics) April 14, 2024