ウクライナ戦争についての過去の投稿で批判を浴びていた立憲民主党の亀井亜紀子衆議院議員がその真意を披露しました。
亀井氏は「ロシアの肩を持つ意味」は無かったと釈明したものの、ウクライナ戦争が北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大によって引き起こされたことは「間違いない」と断言しました。
また、亀井氏はロシアと西側がお互いの意図を「見誤った」結果、戦争が勃発したとの持論を展開しています。
NATO拡大がウクライナ戦争に直結したという見解は人工学者のトッド氏だけではなく、著名な国際政治学者であるミアシャイマー氏も共有しています。
実際、ロシアはNATOの存在を脅威として認識していたのかもしれませんが、その脅威は果たして実態があったのでしょうか?
NATO悪玉論を主張する識者は東欧諸国が自国の意思によって次々と加盟した事実を見落としがちです。
冷戦中の東欧諸国はソ連の圧政に苦しんでいた歴史があり、NATOに加盟することで再び隷属状態に陥ることを回避できるという期待が持たれていました。
NATO拡大を批判する亀井氏は小国が大国の意向を忖度する国際秩序が理想だと考えているのでしょうか?
亀井氏は西側が外交努力を怠っていたと示唆していますが、ロシアがウクライナを侵攻した当日には米露外相会談が予定されており、その後には首脳会談も計画されていました。
しかし、ロシアが侵攻を決意したという情報を米国が入手したため、会談は中止となりました。
米国が緊張緩和を模索している間にロシアは着々と軍事侵攻の準備を進めていました。外交を軽視したのは、西側ではなく、ロシアではないでしょうか?
米国務長官 露外相との会談「意味がない」露側に中止を伝える | NHK
【NHK】緊張が高まるウクライナ情勢をめぐり、アメリカのブリンケン国務長官は、今月24日にスイスで開催が予定されていたロシアのラブ…
亀井氏の過去の投稿をきっかけに、ウクライナ戦争の起源、そして教訓を再考するべきではないでしょうか?