マイク・ケリー楽しんだ後、道を渡って「レストラン・ケイ」へ。42回目の訪問。春以来、嬉しいな♪
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13:10、定番のド・スーザ”ブラン・ド・ブラン”で乾杯。
アヴィーズのよさがとてもよく出ている、大好きシャンパーニュ。
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紫蘇ソルベでお口を清めて、
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いつものアミューズたちにボンジュール。完璧すぎて、是非とも毎回これがいい。
あーでも、バルバジュアンは恋しいな。たまに、グジェールの代わりに出てくると嬉しい♪
牡蠣・カヴィア・エシャロット(目の醒めるような風味と食感)、マグロ・カヴィア・米・海苔(圭くん風海苔巻き)、定番サラダ(毎回、初めて食べるような感動を覚える)、リゾット・トリュフ(久しぶりの冬リゾット、さらなるおいしさに悶絶)、ラングスティヌ(ここに来るたびに、人生最高のラングスティヌと思う。おいしさにひれふす)、鹿(スパイス効いたソースお見事、圭くんはアルザスでジビエみっちり学んでるのをひしひし感じる)。
春に初めましてした(かな、多分?)、シェフ・ソムリエケヴィンによるワインペアリングもブラヴォ。特に、サラダに、ファレール家のドメーヌ・ワインバックのリースリング”キュヴェ・テオ”21が、ミネラルあってフローラルでフルーティーでハーバルなマリアージュで見事。鹿に合わせた、クリストフ・セマスカのシャトー・ド・モンリス”コート・ロティ”91も若いからこその鮮やかなスパイス香や森っぽさがスパイシーなソースと野生鹿の風味にぴったり。
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軽くポシェしてから海水で締めることで、風味も食感もぎゅっと凝縮。カンテサンスだけが残る感じで感動。
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カヴィアとの相性はいうまでもなが、エシャロットヴィネグレットのソルベが、絶妙。ブラッスリーでよく食べる生牡蠣&エシャロットヴィネガーの魅力を、限りなくガストロノミーに昇華させてる。
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一年半くらい前から楽しませてくれてる、チャーミングなアミューズ。
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お米のカリカリにマグロトロ、キャヴィア乗せて手巻きで。
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サラダは、オープン当初から圭くんが作っている料理。進化、特に初期から5年目くらいまでの大いなる変遷を振り返ると、とても楽しい。いろんなサラダがあったね。
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サラダとの相性が完璧
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リゾットとラングスティヌには、エレガントで香り高いジュヴレイ
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芳醇濃厚で滋味溢れる冬リゾット。ニョッキかな〜、と思ったらリゾットだった。どちらも大好き💕
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ナイフのエングレーヴィングもすっかり薄くなったね。
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ボンジュー、いとしのラングスティヌちゃん!薫香まとって威風堂々の登場
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こんな見事なラングスティヌ、ほんと圭くんのところでしか巡り会えない。
今日は、イカや鳩と合わせて雄々しく。
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泣ける、ほんっとに、おいしくて泣ける
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見事なソース・ミロワール✨クラシックバンザイ!
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芳醇なのに爽やかな、圭くんならではのソース。
あー、アルザスにジビエ食べに行きたい。
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このマリアージュもお見事。
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ランチは、自然光入ってきてカーテンも壁もきらっきら
最後は、ヤギのふわふわ、薄飴&柑橘。
数ヶ月前から、新しいシェフ・パティシエールさんが入っている。はじめまして。これから、たくさん素敵なクリエーション作ってくださるのでしょうね。
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フロマージュ&柑橘デセールには、ギガルのゲヴルツトラミネールのヴァンダンジュ・タルディフ(遅積み)。
酸味残した甘やかな風味、大好き。
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食後のヴェルヴェーヌまで、手抜きなくおいしい。こういう細部、大切。
あまりにおいしすぎて泣ける。
一緒に行った友人は初訪問で、感動しきり。初訪問でなくても、感動が本当に大きい。そしてそのことに、さらに感動する。ひょっとしたら、オープン日の1回目から、今日42回目までに至るあまりに眩しすぎる発展を振り返るからこそ、の、感動もあるのかもしれない。
毎回感じるけれど、同じ時代を、圭くんからずっと離れることなく見続けて&食べ続けられて幸せ。
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16時すぎ。最後になっちゃった。
また一つ忘れがたい思い出ができた、おいしい昼下がり。
ブラヴォー&メルシー、小林圭&レストラン・ケイ。
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16:30前。バイバイ圭くん。またすぐに会えますように🍀
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年2月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。