それでも既成事実を作ろうと躍起になっています
共同通信英語版も上川大臣の発言撤回報道で”childbirth”を無言修正
共同通信英語版が上川大臣の発言撤回に関する報道で”childbirth””women’s giving birth”などと記述し、「出産しない女性の価値に疑問を呈した」「出産についての発言を撤回した」という捏造報道をしていましたが、19日深夜に記事内容がサイレントに変更されました。
(X上では”UPDATE”と書いて変更が周知されているが記事上では何らの記述も無いため「サイレント」)
変更前タイトル
Japan foreign minister retracts controversial childbirth remark
変更後タイトル
Japan foreign minister retracts controversial “birthing” remark
まず、タイトルは子供の出産のみ意味してそれ以外のナニカを「生みだす」という意味が無い”childirth”という単語から、かっこ付の”birthing”という意味深な単語に変更。これにより”produce”=「生む」という意味も候補として想像し得るものになりました。
ところがこの”childirth”という語は記事のURLに残っています。
h ttps://english.kyodonews.net/news/2024/05/461f0c3141dc-japan-foreign-minister-retracts-controversial-childbirth-remark.html
変更前記事魚拓⇒Japan foreign minister retracts controversial childbirth remark
KYODO NEWS KYODO NEWS 14:40
変更後記事魚拓⇒Japan foreign minister retracts controversial “birthing” remark KYODO NEWS KYODO NEWS 21:58
時刻改竄、更に「出産しない女性の価値に疑問を呈すと広く解釈された」
次に、タイムスタンプも(5月19日の)14:40だったものが同日21:58に改竄されていました。
ようやく本文について言及しますが、冒頭の一文が以下のように変更されました。
変更前
Japanese Foreign Minister Yoko Kamikawa on Sunday retracted her remark the previous day about the importance of women’s giving birth, saying her choice of words was liable to cause misunderstanding.
変更後
Japanese Foreign Minister Yoko Kamikawa on Sunday retracted her remark the previous day that was widely interpreted as questioning the worth of women who do not give birth, saying her choice of words was liable to cause misunderstanding.
「女性の出産の重要性に関する発言」が、「出産しない女性の価値に疑問を呈すると広く解釈された発言」となっています。
「広く解釈」されたのは共同通信(及び47NEWS)の意図的な切り取り記事が原因であり、しかもその事が時系列的に分からなくなるタイムスタンプの改竄が行われていたことを棚に上げて英語版ではこのように書いているということになります。
立憲民主党泉健太代表の弁「外務大臣としての資質が問われる」を追加
また、なぜか立憲民主党の泉健太代表の発言が追加されました。
“Diplomatic issues could arise if we are unable to make measured statements,” said Kenta Izumi, chief of the main opposition Constitutional Democratic Party of Japan.
“Such statements also call into question (Kamikawa’s) qualifications as foreign minister.”
「外務大臣としての資質が問われる」という内容ですが、誤りがある記事を修正する際に元々は無かった記述で、必要性も無いものを追加するのは、いったいどういうことなんでしょうか?
「事実をありのまま伝える」よりも「政治監視」を重視する日本のジャーナリズムらしいムーブではあると思います。
編集部より:この記事は、Nathan(ねーさん)氏のブログ「事実を整える」 2024年5月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「事実を整える」をご覧ください。