キャビア投資は日本の第一次産業復活への「社会貢献」

200人が集まる投資家コミュニティ資産設計実践会メンバーと赤坂のワインバーでチョウザメ解体してキャビアを食べるイベントを開催しました。

宮崎で平家キャビアを生産するキャビア王国の鈴木社長(写真)自らが、当日宮崎から持ち込んだシベリアチョウザメを店内で解体。フレッシュな生キャビアを味わう貴重な体験でした。

こちらのチョウザメは宮崎の椎葉村で養殖されていますが、日本の地方の第一次産業は後継者不足で、事業の継続が危ぶまれる深刻な状況になっています。

その根本原因は、低付加価値で収益性が低く、儲からないことです。

農作物や魚介類はそのまま出荷しても利幅は薄く、市場価格の変動で収益は安定しません。供給過剰になれば、廃棄しなければならないことすらあり得ます。

しかも、厳しい労働条件です。ハイリスク・ローリターンなので、誰もやろうと思わないのは当たり前です。

ところが、チョウザメから採れるキャビアは高級食材として人気が高く、ブランド化すれば高付加価値商品にすることができます。

これによって、今までの日本の第一次産業の「儲からない」という概念を変える可能性があるのです。

そんな日本の第一次産業復活に投資家として貢献できればと思い、資産設計実践会メンバーの有志と共にささやかながらキャビア王国への資金サポートを開始しました。

世の中の全てのことがお金で解決する訳ではありませんが、お金があれば解決出来ることもたくさんあります。

資産を持っている人は自分のためだけに貯め込むのではなく、それを社会の問題解決に活用する義務があると思います。私1人では大した力になりませんが、200人が集まれば大きなパワーを持つことになります。

投資は社会貢献でもあることを、資産設計実践会を通じてリアルに実践していきます。

FabioBalbi/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年6月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。