国立マンションが周辺住民の反対を受けて解体:理由は本当に景観なの?

積水ハウスが東京都国立市で建設中だった分譲マンション「グランドメゾン国立富士見通り」を、周辺住民の反対を受けて解体することが決まりました。景観の悪化が理由で、完成間近にもかかわらず解体に至った異例のケースです。

マンションは地上10階建てで18戸の小規模な物件で、2023年1月に着工していました。契約者もいたものの、積水ハウスは周辺住民や契約者に説明済みで、解体時期や跡地の利用方法は未定です。SNSではマンション建設が富士山の景観を損なうとの意見が出ており、積水ハウスは法令を遵守していたと説明していますが、周辺住民の反対により解体を決断したとみられます。

グランドメゾン国立富士見通り 積水ハウスHPより

この決定に衝撃が走りました。ちなみに「グランドメゾン国立富士見通り」の平均坪単価は約380万円だったそうです。

国立市はお気持ちで行政が動く前例を作ってしまったのでしょうか。

子育て世代対老人世代の世代間対立を指摘する声も。

国立市の不動産価格は下がるという指摘も。むしろこれ以上建てられなくなって価格が上がる気もしますが。

景観条例とは関係なく“別件”でやった可能性も取りざたされています。

その積水ハウスもかつてからリスク管理に甘さがある印象があります。

今回の事件は国立市に独特なものなのでしょうか。

今回の解体はまだ何とも言えませんが、マンション以上に止めなくてはならない案件は日本にたくさんあります。