国民・井戸まさえが草津町長に謝罪・朝日新聞論座の記事も削除:謝罪文の掲載は?

一歩ずつ前進

国民民主党の井戸まさえが草津町長に謝罪

「事実確認が不十分だった」という反省を、しっかりと活かして頂きたい。

また、玉木雄一郎代表は党として対策を講じるとしていますが、その観点からは事実確認という行為の前段階として、それを促し軽率な言動を思いとどまるための思考方法が必要でしょう。

無罪推定原則の偏頗的な適用を避けること=性被害を訴える女性への一応の支援は妨げられないが、それにあたっては事実関係を争っている相手方に関する発信には注意するべきことについては以下で論じています。

朝日新聞論座のアーカイブ記事も削除

朝日新聞論座において2020年12月26日に掲載された井戸氏(当時の党籍は立憲民主党)の記事のアーカイブも削除されています。

URL:https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020122200009.html

この時期というのは同月15,18日に黒岩・新井両氏が外国特派員協会で記者会見をし、新井が公開している「被害当日の音声」と称するものには、むしろ全く被害事実が伺われないことが判明していた時期でした。*1

この時点で記者会見動画を見ていてれば、少なくとも新井側の主張を一方的に信じることは無かったはずでした。

ところが、井戸氏の当時の記事を見ると、なぜか新井氏の側にのみ無罪推定原則を適用して町側を非難する内容になっていました。そのため、「事実確認」という行為以前の思考方法の部分が重要になるわけです。

朝日新聞論座は謝罪文・訂正文を掲載しないのか?

さて、朝日新聞論座は「筆者ご本人からの申し出により、この論稿を削除しました」とだけ書いています。

しかし、これだけで終わって良いのでしょうか

朝日新聞論座は謝罪・訂正文を掲載しないのでしょうか?

しんぶん赤旗ですら、編集部が謝罪しに行って謝罪・訂正記事まで書いていたのに。

草津町長「通り魔にあったようなもの」 虚偽の性被害告白に今も憤り – 弁護士ドットコム

性交渉に対する同意があったかなかったかが問題になることがありますが、私の場合はそんな問題ですらありません。はなから指一本も触れていません。しかし、当初の報道では、私の言うことは全然聞かれませんでした。一方的でした。ひどい世の中だなと思いました。今は裁判でも結論が出ましたが、ほとんど誰も謝りません。しんぶん赤旗』だけは編集幹部が東京から謝りにきたうえで謝罪記事も掲載しました

草津フラワーデモへの連帯撤回/スプリングが見解

草津デモの記事は削除します
「しんぶん赤旗」は2020年12月12日付で、全国46都市で行われたフラワーデモのうち、東京と草津町のフラワーデモを紹介しました。草津町のデモは「訴え排除しない社会に」の見出しで報道しましたが、新井氏の訴えが虚偽であったことは明白であり、これにかかわる記事は削除します。黒岩草津町長をはじめ関係者の皆さまにおわびします。

本件は町の名誉・日本社会への信用が毀損された問題でもあります。*2

町が原告となった訴訟は和解する運びとなったようですが*3、メディアがどういう意図で本件を扱っていたのか?という問題の処理が無視或いは軽視されています。

日本国の公党ならば、そうした動きがあることについて敏感になり、政権を取った際にどういう対応をしていくのかを考えておくべきではないでしょうか?


編集部より:この記事は、Nathan(ねーさん)氏のブログ「事実を整える」 2024年6月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「事実を整える」をご覧ください。