ル・カンシー(パリ12区)

パリ最愛ビストロに、なんと5年も来られてなかった(休み多いし夜は満席のこと多いのだもの・・)。

オーナーであり黒トリュフかき卵の名手ボボスは体調悪く不在、サーヴィスをずーっと仕切っていたアンリは先日80歳でついに引退、会計場に立っていたマダムボボスも数年前に天国へ・・。

時は移る。

でも、厨房は凄腕ローランが変わらず孤軍奮闘しているし、客席はクリストフ(と新人(と言っても私より年上かも?))がきっちり仕切ってる。

まずは厨房でローランにご挨拶

最愛シューファルシがいい匂い〜

牛テールもいい匂い〜

ボボスのかき卵と食後酒を恋しく思いつつ、田舎風パテ&キャベツ、ブランケット・ド・ヴォーに舌鼓。初めてここにきた食通友人、感動。そりゃそうだよね。

こちらは友達のテート・ド・ヴォー

お腹いっぱい、デセール無理・・・
定番ビスケットだけ齧ってカフェ

すぐ横に偶然、食通の知人&その食友。友人とバイバイした後、彼らに合流し、シメの一杯。食いしん坊が揃い、今年のミシュランについてあーだこーだ。

”Gはさすが、文句なし。Cは雰囲気よいけどサーヴィスがねー。Gもね、料理は最高だけどソムリエが・・。Tが一つ星ってどういうこと? Aは嬉しいね、別のAと星の数、逆だと思うよ。Sのコース値段、おかしいよ。Eに最後にもう一度行きたいねぇ。Kの予約が全然取れない。Hはもう行った?僕は再来週”などなどなどなど、ガストロノミーレストラン話題で盛り上がったのち、最後は、”ボボスとル・カンシーに乾杯!”で、総意!

2019年10月、前回訪問時の様子はこちらです。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年3月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。