人生とは「時間」と「お金」のトレードオフ

トレードオフという言葉があります。何かを得ようとすると、その代わりに別の何かを失う。そんな相容れない関係のことを指します。人生とは「時間」と「お金」のトレードオフと考えることができます。

お金を得るためには時間を犠牲にしなければなりません。毎朝通勤して、オフィスで仕事をしているのは時間を提供することによってお金を得る行為です。

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逆に、時間はお金で買うことができます。家事の代行(クリーニング、ベビーシッターなど)とはお金で時間を節約する方法ですし、外食も自分で作る時間を外注する行為と考えることができます。

30代、40代の働き盛りには仕事や子育てに追われて自分の時間を得ることが簡単ではありません。逆に60歳を超えてリタイアした後は時間はたっぷりありますが、お金がないからやりたいことができないという人も多いのです。

時間とお金という2つの制約要因を交換することで比率を最適化することで、人生の満足度を高めていくことができます。

しかし、自分の持っている時間は1日24時間しかありません。時給が上がれば同じ時間でも収入を増やせますが、それにも限界があります。

その限界を突破するために考えられるのが、自分の労働以外から収入を得る方法です。

例えば投資のように自分の持っているお金に働いてもらうことができれば、自分の時間を減らすことなく収入を増やせます。

あるいは、その働いてもらうお金さえも自分で用意するのではなく、借り入れによって他人から調達することができれば、自分の信用力を資金調達のためにマネタイズ(資金化)することが可能です。

自己資金による投資や、借入よる投資によって、自分の人生におけるお金と時間の最適配分が変わります。それによって人生にさらに高い満足度を与えてくれる可能性があります。

お金があっても時間が無ければ使う暇がない。時間があってもお金が無ければ暇を持て余してしまう。

2つをどのようにして手に入れて、そのバランスをどうするかを考えることが人生を豊かにするためにとても大切なのです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年6月18日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。