イギリス下院(定数650)の総選挙が4日に行われ、労働党が圧勝する見込みです。BBCの出口調査によると、労働党は410議席を獲得し、2010年以来14年ぶりに政権を奪還することが確実な情勢です。
イギリスで4日、下院の総選挙が行われ、出口調査の結果、大方の事前予想の通り、最大野党・労働党が圧勝する見通しとなりました。
14年続いた保守党政権は終わり、労働党党首のサー・キア・スターマーが次の首相になる見込みです。
保守党がどれだけの議席を維持するのかが、注目されています。 pic.twitter.com/RRlN5dou1U
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) July 4, 2024
保守党は131議席にとどまり、戦後最少の議席数となる歴史的な惨敗となりそうです。
下院の定数は650。過半数は326議席です。
出口調査では、労働党が410議席(209増)、保守党が131議席(241減)で戦後最少ですが、最大野党になる見通しです。
自由民主党は61議席(53増)、新党リフォームUKは13議席、スコットランド国民党(SNP)は10議席(38減)の見通しです。
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) July 4, 2024
労働党のサー・キア・スターマー党首が次の首相になる見込みです。
それでも労働党の「歴史的大勝」とまでは位置づけられていないようです。
英国、14年ぶりの政権交代へ。BBC / ITV / Skyが合同出口調査の結果を発表。
労働党206→410
保守党345→131
自由民主党15→61
改革党1→13
スコットランド国民党43→10労働党は「歴史的大勝」とは位置づけられず。保守党は惨敗ながら、予想よりは善戦し、壊滅的ではない。https://t.co/jQoyrrKjfo
— Gakushi Fujiwara / 藤原学思 (@fujiwara_g1) July 4, 2024
英出口調査。労働党圧勝で政権交代でも、事前の多くの調査結果に比べると議席数は伸び悩むか。1997年のブレア勝利時に届かない予想。保守党は事前予測のほぼ上限。ただ、労働党内の事前調査の通りではある様子。14年の保守党政権への「飽き」が主因で、熱狂なき政権交代。https://t.co/WTna7K4Qde pic.twitter.com/r4KXmzR6PY
— Michito Tsuruoka / 鶴岡路人 (@MichitoTsuruoka) July 4, 2024
仕方なく労働党に入れた人が大量にいたというのが内実のようです。
イギリス総選挙であったが、予想通り保守党大敗で、仕方なく労働党に入れた人が大量にいた。保守党の一部は改革党に流れたが、SNSの使い方がうまく若者ファンを掴んだ。あのわかりやすさでは人気になる。経済が上向きになる予測なのに今総選挙をやったスナクは実にバカだった。
— May_Roma めいろま 谷本真由美 (@May_Roma) July 4, 2024
スナク首相の政党運営の能力や選挙活動のセンスにも疑問符が投げかけられています。
スナクはマーケティングセンスもない首相の能力もない。インド系だからババ抜きで選ばれたが最も無能な首相の1人だ。成金エリート移民にやらせたら一般民が激怒することを理解しなかった保守党もバカすぎる
— May_Roma めいろま 谷本真由美 (@May_Roma) July 4, 2024
保守党は大敗しましたが、イギリスの労働党は日本の労働政党とはかなり趣が違うようです。
「労働党」といっても、日本の立憲民主党や共産党のような国を貶める政党ではない。英国では、保守党も労働党も愛国政党。かつてエリザベス女王の危機を救ったのは、労働党のブレア首相だった。
英国、14年ぶり政権交代へ「労働党が大勝」 https://t.co/6al0YSiByf
— 竹田恒泰 (@takenoma) July 4, 2024
ただし、労働党の経済対策への期待は薄いものにならざるを得ないかもしれません。
労働党もBrexitを支持しているので、経済の改善は見込めない。むしろ低所得者へのバラマキで財政が破綻し、経済が悪化するおそれが強い。 https://t.co/xhN20ehy8M
— 池田信夫 (@ikedanob) July 5, 2024
次期首相になるとみられる労働党のスターマー党首はちょっと頼りなさそうですが、イギリス国民の期待に応えられるでしょうか。
英国の次期首相になるとみられるのは、労働党のキア・スターマー党首=61歳。人権派弁護士、検察トップを経て、52歳で国会議員に。
「退屈」「カリスマ性なし」「コロコロ変わる」と言われますが、状況を見極める力はピカイチです。私は「最大公約数的な人物」とみています。https://t.co/8dPtXPzBZW
— Gakushi Fujiwara / 藤原学思 (@fujiwara_g1) July 4, 2024
スターマー党首率いる労働党の政権運営に注目が集まります。
保守党の最大の失敗はBrexit。それによる成長率の低下とウクライナ戦争後のインフレで、経済がめちゃくちゃになった。
しかし労働党がその解決策をもっているわけでもないので、またすぐ行き詰まるだろう。 https://t.co/MAQb7YmTRl— 池田信夫 (@ikedanob) July 5, 2024
しかし労働党は有権者や企業を怒らせる政策をやるから政権は多分一期か短命で終わるだろう。政府財政は悪化し投資家や起業家は逃げる
時期首相のスターマーはマルクスの同人誌を作っていた世田谷自然左翼で典型的な高学歴バカ左翼だ
— May_Roma めいろま 谷本真由美 (@May_Roma) July 4, 2024