厚生労働省は2025年の年金制度改正案について、国民年金(基礎年金)の保険料支払期間を現在の40年から45年に延長する案を見送ることを決めました。一方で、厚生年金から基礎年金への財政拠出を増やして、基礎年金の給付抑制期間を厚生年金と同じ時期まで短縮する方法を検討しているそうです。
参照:年金底上げ、自営業に厚生年金活用案 自民は増税論警戒 日経新聞
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当然ながら、会社員からは怒りの声が聞こえてきます。
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その一方で、国民年金の納付期間の延長もとても不評です。
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もちろん国民年金も世代間格差があります。
最近の若者は好き好んで消費をしなくなっているわけではないようです。
しかし、現時点でも国民年金だけでは生きていくのは難しそうです。
公務員の厚生年金でも厳しいという声も聞かれます。
反緊縮でお金を刷ればいいというとんちんかんな解決方法は、現役世代・年金世代双方を痛めつけます。
現役時代に生産性に見合わない給与しかもらえなかった(ゆえに年金も少ない)人たちがたくさんいるという日本独特の問題もあります。
いずれにせよ、われわれは将来にツケを回していただけということになりそうです。近年の移民政策はその新しいバージョンといえるかもしれません。
まずはわれわれ日本人が年金幻想から目を覚まさなくてはいけないのかもしれません。
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