牛肉料理が自慢の「ビアン・エルヴェ」で牛ランチ。
アンガス牛のタルタル、素敵においしい。軽い燻香が良い感じで、上質な卵やリコッタとの組み合わせもよし。タルタルって味付け強すぎるところが多くて食べ飽きちゃうけど、ここのは、とてもナチュラルな肉の風味。オーダー後に叩く肉の食感もよくて、見事。
40日熟成のアントルコットも風味豊か。ちょっと筋が多い部分だったのはご愛嬌。今度は、コット・ド・ブッフを食べたい。付け合わせは、フリットと、きゅうりのグリエ。きゅうりがさっぱりして心地よい口直し。
オレンジ系のデセール、爽やかで品よく♪
オーナーのアルチュールが居合わせたので、ちょっとおしゃべり。(彼は、この店に続き、姉妹店「ビアン・フィスレ」、炭火焼きが自慢の「アルダン」もオープンさせてる。「アルダン」、好き♪)
以前から取引していた牛農場をスタッフごと手に入れ、今や自家農場に牛たちが300~400頭いて、丁寧に育てている。元々は、牛肉といえば!のイヴ=マリ・ル=ブルドネックと取引してて、彼がイングランドやアイルランドから入れた牛の末裔たちが、「ビアン・エルヴェ」の農場にいるそう。
きっちり育てた産直牛肉を堪能。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年5月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。