若さを保つ秘訣!代謝と活性酸素とサバで若返る?

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年齢と共に気になる見た目の変化。いつまでも若く見える人もいる一方、年齢よりも老けて見えてしまったり、体内年齢も実年齢より上になっていまっている、という人もいます。

1週間で勝手に-10歳若返る体になるすごい方法: 1万人以上が実感!食べれば食べるほど 髪・肌・体型が劇的改善!」(菊池真由子 著)日本文芸社

若く見える人はなにが違うの?

同じ年齢なのに、若く見える人とそうでない人がいます。 年を重ねるほどその差は開き、40歳でも30代に見える人や50代に見える人が出てきます。なぜでしょうか?

「そもそも私たちはなぜ老化するのでしょう。それは、体内に老化した細胞が増えて、体の働きが低下するからです。ただ、それは自然なこと。 その老化が加速するのか否かは、『代謝』がいいか悪いかで変わってきます。 古い細胞が増えても、それを排出し、新しい細胞をつくり出す力がある人は若々しさをキープできるのです」(菊池さん)

「細胞を老化させる原因はいくつかありますが、最も大きいのは活性酸素によるもの。呼吸で体内に入ってきた酸素の一部が変化した活性酸素は、病原菌やウイルスから体を守る免疫機能として働きますが、増えすぎると細胞を傷つけ、老化加速させます」(同)

また、偏った食事、紫外線、 運動不足、喫煙、過度な飲酒、ストレスなどでも活性酸素は増えると菊池さんは指摘します。

「若いうちは代謝もよく、 老化した細胞を新しい細胞に入れ替える力が強いので、活性酸素による老化ダメージは最小限に抑えられています。体内抗酸化力は年齢とともに減少します。 代謝老化に打ち勝つには、『代謝アップ』し、『活性酸素をやっつける』食事を意識することが大切です」(菊池さん)

二日酔いの疲れを解消せよ

暑気払いなど、飲みの誘いが増えるこの時期。二日酔いに気を付けたいところです。二日酔いの疲れは、すぐに肌に現れます。アルコールの利尿作用で、体内の水分が不足してしまい、肌が乾燥してカサカサ。それが原因でシワができやすくなります。

顔色は青白く、目の下にはクマがくっきり。たった1日で、悲鳴を上げたくなるほど、見た目を老け込ませる。それが、二日酔いの疲れです。鏡に映った自分を見たら、ショックを受けること間違いなし。おまけに、余分な贅肉がつきやすい状態になります。

そこで、「魔法の食材・サバの出番」だと菊池さんが言います。サバは、若返りとダイエット、脂肪肝の予防、血液サラサラ効果まであるそうだ。さらに、なんと5つもの若返り効果があるとのこと。

1.ビタミンB1が多いこと。
ビタミンB1が豊富にあると、体にたまったお酒の分解が早くなります。つまり、二日酔いを早く解消してくれる。

2.ビタミンB2が豊富なこと。
ビタミンB2は肉の食べすぎでできる老化物質・過酸化脂質を分解する。しかもビタミンB2は脂肪の燃焼を助け、肉の脂を燃やすダイエット効果がある。

3.皮膚トラブルを予防するビタミンB6が多く含まれていること。
ビタミンB2とのダブル効果で、肉の食べすぎやお酒の飲みすぎでできる「大人ニキビ」や肌荒れを起こさないようにしてくれる。

4.ナイアシンが豊富なこと。
ナイアシンは二日酔いの原因であり、二日酔いによる頭痛の原因であるアセトアルデヒドの分解をうながす。お酒を飲む人ほど、しっかり摂っておきたい成分。

5.EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富なこと。
この2つの成分が脂肪でドロドロになった血液をサラサラに若返らせる。

これだけ多くの若返りの要素を持った食品は、ほかにほとんど見当たりません。しかも、サバは年中食べられるという大きなメリットもあります。

本書では「やせたい」「若返りたい」と願う1万人以上の人をサポートしてきた管理栄養士の著者による、1週間で誰でも簡単に若返っていく体になる方法を紹介します。

『つまみは焼き魚が痩せる』『ミニトマトを5つ食べると肌がたちまち若返る』『カシューナッツは白髪に聞く天然のサプリ』『シミ消しにはアサリ×トマト』など、若返るヒントが満載です。

尾藤 克之(コラムニスト・著述家)

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読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)