厚生労働省は2022年度の75歳以上の後期高齢者医療制度の財政状況を発表しました。現役世代が支払う交付金は6兆6989億円で、前年度から3%増加し、2年連続で過去最大を更新しました。
後期高齢者の医療費を9割引する制度は、世界に類を見ない。田中角栄のつくった「昭和の政治」をいまだに変えられない。
団塊の世代が75歳になる来年から、医療費はさらに激増するが、岸田政権は医師会の利益代表を厚労相にして強行突破。 https://t.co/zyxP5HXfaC— 池田信夫 (@ikedanob) August 9, 2024
75歳以上の人口増加に伴い、現役世代の負担が増え続けています。全体の支出は17兆724億円、保険給付費は16兆4749億円でいずれも過去最大となりました。団塊の世代が75歳以上となり医療費が増加したことが主な要因です。収入は17兆4629億円で、収入の約半分は公費、約4割は現役世代の保険からの交付金で賄われており、高齢者自身が支払う保険料は1割未満です。
現役世代の社会保険料負担は、金額・所得比ともに上昇してます。何のための、誰のための社会保険なんでしょうか。
社会保険料負担、金額でも、所得比でも上昇してます。さらに、政府は自分の老後に備えて新NISAだiDeCoだと囃し立てますから、若い世代が自由に使えるお金は確実に減ってますよね。だから今を楽しめないし、かといって老後も安泰ではない。少子化も進む。何のための、誰のための社会保険なんでしょう? pic.twitter.com/9NkKquG6Vf
— 島澤諭 (@shimachan2023) August 9, 2024
後期高齢者医療制度に他の保険制度(組合健保や協会けんぽ、国保)から巨額の支援金を出しているのはおかしいと思います。
社会保険とりわけ医療保険制度の説明をするようになってから、後期高齢者医療制度に他の保険制度(組合健保や協会けんぽ、国保)から巨額の支援金を出しているのはおかしいとの声をいただくことが増えた。… pic.twitter.com/XHiHcYUS2w
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) October 29, 2023
解決策は分かっています。後期高齢者を3割負担にすれば保険医療費が5兆円減ります。
後期高齢者を3割負担にすれば保険医療費が5兆円減る https://t.co/JnxHwUHwhT https://t.co/D1bSuWOBpd
— 東徹 21世紀の精神科医 21st century psychiatrist (@21st_Psychiatry) August 3, 2024
その改革に対する抵抗勢力は誰なのかも明白です。
高齢者の自己負担を上げよう
というと
高齢者がどうなっても良いのか
と怒る。
なのに
じゃあ診療報酬を下げよう
というと反対する。
それが医師です。
「誰のため」に言っているのかは明らかですね。— 東徹 21世紀の精神科医 21st century psychiatrist (@21st_Psychiatry) May 3, 2024
後期高齢者が窓口で払っているのは1割のみで費用の9割は他の人からの補填です。
【高齢者だって保険料を払っているんだからという嘘】
後期高齢者にかかる医療費の9割は、他の人からの補填です。後期高齢者が払っているのは1割のみ。… pic.twitter.com/vzh7CmjaEe
— サトウヒロシ🐰男子の本懐 (@satobtc) February 24, 2024
社会保険料を打ち出の小槌にしてはいけません。
実際に1999年にサンリオは保険料が前年より4割上がった事に激怒して保険料の納付を拒否して厚生省に不服審査請求を提出ました。それに続くように全国1800の健保組合の加入する健保連が支払いをストップ。それを機に高齢者の医療費無料が終わり後期高齢者医療制度が出来ました。今回の「こども家庭庁」… https://t.co/aZWimzRjvu pic.twitter.com/et0SoAanVF
— 髙橋𝕏羚@闇を暴く人。 (@Parsonalsecret) February 17, 2024
現役世代の社会保険料負担はすでに限界を超えていますがなかなか争点になりません。
「現役世代の負担を下げる」ここがまさに最重要のポイントであり、そのための医療制度改革・年金制度改革です。若い世代の社会保険料負担はすでに限界を超えているという点を何度でも強調していきます。 https://t.co/XYNEKXo4r5
— おときた駿(日本維新の会 政調会長・衆議院東京1区支部長) (@otokita) August 9, 2024
その莫大な負担の上に成り立つ医療制度は誰のためになんのためにあるのでしょうか。
死ぬ間際の苦しみの延長。
これが延命の正体。
勘違いしている人たちは、車椅子に座ることができる、弱々しくも会話できる高齢者を思い描いている。
延命の現場にはそんな"元気な"高齢者はいない。
座らせても支えがないと折れ曲がるんだよ。 https://t.co/RJOK4M43E7— 中田智之@自由人なライター (@NakaDash_) July 28, 2024
生産性が低いうえに取られるものが増えれば現役世代は素寒貧になってしまいますね。
最新の2023年の労働生産性(労働時間あたりGDP)の購買力平価換算値を国際比較すると、日本は56.8ドルでOECD38か国中28番目、G7最下位で他の主要先進国の差がかなり大きい事がわかります。
時間あたりだとアメリカとドイツ、フランスがかなり近い水準というのも特徴的です。 pic.twitter.com/LNXJgClxct
— 小川製作所 | 製造業x経済統計 (@OgawaSeisakusho) August 9, 2024