ワンコを飼いたいという誘惑

先週宮崎に出かけた時にバーベキューをする機会があったのですが、友人の自宅で飼っている2匹のワンコも一緒でした。

大型犬ですがやたらと人懐っこいので、バーベキューそっちのけで、2匹のうちの小さい方(写真)とじゃれあって遊んでいました。とっても仲良くなることができ、あまりの可愛さに思わず持って帰りたくなりました(笑)。

誘拐犯になるのでお持ち帰りはやめておきましたが、どうやら以前からあった「ワンコを飼いたい誘惑」が最近再び強まっているようです。

しかし、ワンコを飼うには私の今のライフスタイルはハードルが多すぎます。

1人暮らしで外出することが多く、留守の時の面倒をみる人が必要です。旅行好きなので泊まりになることもあり、仕事で年に最低でも4回は海外に出かけます。

ペット用の宿泊施設に預ければ良いのかもしれませんが、神経質なワンコだと環境の変化でストレスがかかってしまうと聞き、何だか可哀そうです。

また、ちょっとした外出であっても部屋に置いて出かけると、留守中に大暴れされるかもしれません。ソファやテーブルがボロボロにされてしまったり、ワインのボトルや壁にかかっているアート作品が破損することもあり得ます。心配で出かけられなくなってしまいます。

また、友人が飼っているペットと短時間だけ遊んでいるのは楽しいものですが、毎日のお世話になると経験もなく、正直自信がありません。

生き物ですから、飼うのが無理だと思っても放棄することはできません。最後まで添い遂げる責任と覚悟が必要です。

あれこれ考えて納得したのは、ワンコを飼うということは、代わりに今やっていることのいくつかを諦めて手放さなければならないということです。

旅行に行くのを止められるのか?部屋がぐちゃぐちゃになっても、ワンコに殺意を抱かないか?いつも一緒にいても疲れないか?

そんなことを考えながら、今日もSNSのワンコ動画を見て癒されています。

Zheka-Boss/iStock


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年8月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。