自民党の総裁選に立候補を表明している小林鷹之前経済安保担当大臣は講演で、若い世代の所得向上のために社会保険料の負担軽減が必要だと述べました。小林氏は所得の伸び率よりも社会保険料の負担が増えている現状を指摘し、健康保険の利用が少ない人の保険料を引き下げることを検討するとしました。
河野太郎氏につづいて課題として取り上げられましたが保険料を下げる財源をどこから出すかという問題が残されます。
財源確保のためには予防医療を重視し、健康寿命を延ばして医療・介護費用の削減を図ることを提案していますが、この認識で膨らんだ期待がしぼんでしまいました。
健康寿命の延長は必ずしも医療費削減にはつながりません。
開業医の業界団体である医師会に抗して医療費9割引きは是正できるのでしょうか。
社保倒産という言葉も現実のものとなってきています。
小林氏にはイデオロギーではなく合理性を追求してほしいところです。
現役世代も民意を示すときがきています。
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