「安近短」な韓国ソウルには日本人観光客がいっぱい

BHans Photos/iStock

インナーサークル資産設計実践会のスタディーツアーで韓国のソウルに来ています。今回の目的は現地で開催されている2つのアートフェアです。

また、昨年購入した日本でも美術専門メディアで紹介されている韓国の作家イ・ギソンさんのギャラリーにも出かけ、ご本人から直接作品について語ってもらう時間も作ってもらえる予定です。

久しぶりの韓国ですが、フライト時間が2時間ほどで国内旅行とあまり変わらない感覚です。

航空運賃もそれほど高くなく、現地の滞在はアメリカンエキスプレスのポイントで無料です。海外旅行の費用が高まっている中、気軽に行ける海外旅行スポットだと思いました。

到着初日のお昼は有名な明洞餃子に行ってみました(写真)。人気店ですが、店内はとても広く待ち時間はあまりありませんでした。

メニューは看板商品の鶏出汁うどんカルグクスにチンマンドゥと呼ばれる蒸し餃子、辛い冷麺のビビングクス、さらに季節限定のコングクスしかありません。

食べていると、周りから日本語が聞こえてきます。どうやら我々が座っている席の右側も、左側も日本人観光客のようです。

食事の後、街中を歩き回ってみましたが、コスメを扱っているお店などでも日本人観光客の比率が他の海外に比べて極めて高いことに気がつきました。最近出かけたハワイ、サントリーニ島(ギリシャ)、トルコなどと比べると圧倒的です。

その理由の1つは近いからだと思います。長い日程を取らずに、気軽に出かけることができ、航空運賃も安くなります。

そして、もう1つの大きな理由は安いからです。

ランチの明洞餃子は1品1500円程度。ボリュームを考えれば、日本と比べ決して高くはありません。また、移動費用がとても安くウーバーを使えばすぐに車を捕まえることができ、料金は日本の半額程度でした。

日本人は海外に行かなくなったと言われますが、いるところにはいるものです。海外旅行先がアメリカやヨーロッパから「安近短」の韓国のようなアジア圏に急速にシフトしていることを実感するソウルの初日でした。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年9月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。