自民党の茂木敏充幹事長が記者会見で総裁選への立候補を正式に表明しました。
推薦人の確保に苦しんでいるという報道もありましたが無事出馬することができました。
茂木氏は「目標を掲げ、チームを束ね、結果を出す」という新政権像を提示し、経済成長を最優先課題とし「増税ゼロ」の政策を推進するとしました。
また、政治改革と党改革に取り組む覚悟を示し「政策活動費」の廃止と政治資金パーティーの収益課税のための法改正などを提案しました。
- 成長戦略による税収増で財源を確保し「増税ゼロ」政策を推進。
- 3年以内に成果が出なければ、指導者が責任を取る。
- 政策活動費を廃止。
- 政治資金パーティーの収入を課税対象とするための法改正を実施。
- 防衛増税や子育て支援金の保険料追加負担をそれぞれ1兆円停止し新たな財源確保策で対応。
- 成長率を初年度は2%台半ば、2年目以降はそれ以上に引き上げ、実質賃金の上昇を定着させ、半年以内にデフレ脱却を目指す。
「増税ゼロ」で迫ってくる大きな問題に対応できるのでしょうか。
茂木氏は優秀ですが人気がありません。
とくに保守層からの支持が厳しそうです。
かつては許されたパワハラも現代では致命傷になりかねません。
名実ともに田中派は雲散霧消してしまったようです。
茂木氏の出馬で、今回の総裁選の候補者数は5人となり、推薦人制度導入以降最多となっています。