モンマルトルの中心地テアトル広場にあるホテルレストラン「ラ・ボエーム」に滞在。
お昼ご飯をレストラン「ラ・ボエーム・モンマルトル」のテラスで楽しんだ後、チェックイン。(※ レストランの様子はこちらです)
ホテルは「メゾン・ボエーム」という名前。名前通り、ホテルというより、おうち的な雰囲気があって落ち着く。
キッチン付きのサロンがあるというので、お友達呼んで、お部屋宴会を開催♪
太巻き、キッシュ、エポワス、さくらんぼ、そして「ジル・マルシャル」の絶品タルト・オ・フレーズ。ル・ブリストル時代のジルのイチゴタルトやイチゴソルベを思い出す。ドリンクは、プロセッコ、シャンパーニュ、ロゼ、日本酒。
おいしいのはもちろん、楽しすぎる&ハプニングありの、笑いっぱなしのソワレ。
ホテルだけれどアパルトマン的な建築で、キッチンや食器、ディッシュウォッシャーも完備、他のお部屋に気兼ねせず、ワイワイできてとても居心地いい。
窓を開けると、サクレクールのお屋根がちょっぴり見えて、気分は、プッチーニの「ラ・ボエーム」。彼らみたいに寒く貧しくなくろうそくも消えず、おいしいものに囲まれて浮かれてはいるけれど、頭の中には、”私の名はミミ〜”が流れてる。
ホテル猫の白猫マイクがとってもかわいい。お部屋に連れ込んで、一緒に宴会したかった。
たくさん食べて&飲んでたくさん喋って&笑ってのソワレ。日付が変わる直前にみんな帰るというので、すぐそばのサクレクール寺院まで送ってく。
きれいにライトアップされたサクレクールの前で写真とろ〜!って言ったとたんに、日付変わってライトアップ終了、大笑い。
おやすみ、みんな。
翌朝、ホテルレストランのカフェで、サクレクールと青空眺めながら、朝ごはん。
太陽あったかくて気持ちいなぁ、とのんびりだらりしてたら、すずめたちがやってきて、食べかけのクロワッサン、持っていかれた・・。ここはパリ、置き引きには十分ご注意を。
横の横の横の横のテーブルそばには、ホテルキャットの白猫マイク。飼い主の足元でくつろいでる犬をロックオン。ボナールが描いたサーディン狙う白猫と同じくらいの凝視。ほどなくマイクの気配を感じた犬、振り返ってマイクを見た途端、腰引けて慌てて飼い主の反対側に避難。マイクのまなじりを見た飼い主は、愛犬を膝に抱っこ。
猫らしい猫、マイク♪
緑生い茂るテアトル広場をぐるりすると、画家達が出勤しはじめ。カフェというカフェのテラスには、朝ごはんを楽しむ旅人たち。サクレクール寺院の周りはすでに人がいっぱいで、今日も1日、モンマルトルは、古きよき時代ののんびりした面影を求めてやってくる人々で賑わうのでしょうね。
泊まるからこその魅力を満喫した、楽しいモンマルトル滞在。たまに、こうやってホテルに泊まってみんなで楽しむの、いいね。パリにながら旅した気分を味わえる。
さ、階段と坂を降りて、工事と渋滞と喧騒に満ちた下界に戻ろう。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年6月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。