小泉進次郎さんの「年金の受給開始年齢は80歳でもいい」という昔の発言が今ごろ夕刊紙で取り上げられて炎上しています。
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日本人の平均寿命は約84歳なので、半分の人が払った保険料を1円ももらえないまま死ぬことになります。怒るのは当然です。
でも賦課方式の公的年金とはそういうものです。1942年に厚生年金ができたときは、受給開始年齢は平均寿命より上だった。
「それじゃ詐欺みたいなものじゃないか」と怒る人が多いが、年金制度は合法的な詐欺(ネズミ講)なのです。
今の賦課方式を前提にする限り、受給開始年齢は上げるしかない。平均寿命の84歳まで上げるのが、年金数理としては正しいのです。これからまだまだ上がるでしょう。