ハドソン研究所の会合に参加をしたマイク・ポンペオ国務長官が台湾を米国が主権国家として認めることを主張しました。
Former Secretary of State Mike Pompeo urges U.S. officials to declare Taiwan independenthttps://t.co/I5kEVc2mh4 pic.twitter.com/NuARzz4x0P
— The Washington Times (@WashTimes) September 18, 2024
ポンペオ氏はXで台湾が独立国家であると宣言することは米国の国益であるとも主張しています。
We should declare that Taiwan is a sovereign and independent nation because it's in our interest.
And it's simply true. https://t.co/QIBDQkUJOe
— Mike Pompeo (@mikepompeo) September 20, 2024
台湾は主権国家であり独立国家であると宣言すべきだ。それが我々の利益になるからだ。 そしてそれは単純に真実です。
トランプ政権で国務長官を務めたポンペオ氏は政府高官であったときから、国連加盟を含めた台湾の国際的地位の向上を強く求めていました。
ポンペオ国務長官は、全ての国に台湾のWHO総会へのオブザーバー参加と他の国連会合への参加を支持するよう求めています。
Secretary Pompeo calls upon all nations to support Taiwan's participation, as an observer, at the upcoming World Health Assembly and other relevant UN venues. pic.twitter.com/VEBLkRC2tr
— アメリカ大使館 (@usembassytokyo) May 8, 2020
トランプ前政権はF16戦闘機売却や台湾への閣僚派遣を決めるなど、親台湾政策をとりました。これらはポンペオ国務長官、ポッティンジャー大統領副補佐官ら対中強硬派が主導しました。トランプ氏も容認していましたが、対中通商交渉に悪影響が及びそうになると、待ったをかけたこともあるそうです。
— 秋田浩之(日本経済新聞)Hiroyuki Akita (Nikkei, Commentator) (@Hiroakitanikkei) July 24, 2024
また、退任後のポンペオ氏は台湾を度々訪問しており、中国から厳しい抗議を受けています。
ポンペオ前国務長官が台湾再訪
台湾の中央通信社(CNA)の報道によると、米国のマイク・ポンペオ前国務長官は、火曜日に高雄で開催されるビジネスフォーラムへの出席のため、月曜日の夜、台湾に到着しました。
ポンペオ氏は今年3月に台湾を訪問しており、今回の訪問は今年2回目になります。 pic.twitter.com/heI4p5suU0
— NFSCニュース (@tomatokun419) September 29, 2022
台湾と国交断絶してからの米国は、有事の際に台湾を防衛することを曖昧にすることで、中国と台湾が自制的に行動することを促してきました。
しかし、中台関係の微妙なバランスを混乱させかねないポンペオ氏の言動に対し、識者は批判的です。
ポンペオの台湾に関する台湾は中国の一部ではない発言だが前後を読んでも、よく理解できない。
もしかして彼は、一つの中国政策だけでなく、中国の一つの中国原則も分かってないのでは。。後者は平和的解決を約束したことはないが、彼はそう主張しているように見える。 https://t.co/SYwrzsYuWQ
— Ryo Sahashi / 佐橋亮 (@ryo384_ir) November 13, 2020
ポンペオ前国務長官、台湾を訪問して中国を怒らせているが、台湾での記者会見(記者が質問できない会見)で米国は台湾を「自由な主権国家」として承認すべきと語ったとのこと。自分が国務長官の時にやればよかったのに、なんとも無責任な発言。 https://t.co/8wQXIM8f0P
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) March 4, 2022
ポンペオ氏は第二次トランプ政権で閣僚として再登板する可能性が高いとされています。日本にも影響が及びかねないポンペオ氏の発言はこれからも要注目です。