ポンペオ前国務長官、台湾の「国家承認」を主張

ハドソン研究所の会合に参加をしたマイク・ポンペオ国務長官が台湾を米国が主権国家として認めることを主張しました。

ポンペオ氏はXで台湾が独立国家であると宣言することは米国の国益であるとも主張しています。

台湾は主権国家であり独立国家であると宣言すべきだ。それが我々の利益になるからだ。 そしてそれは単純に真実です。

トランプ政権で国務長官を務めたポンペオ氏は政府高官であったときから、国連加盟を含めた台湾の国際的地位の向上を強く求めていました。

また、退任後のポンペオ氏は台湾を度々訪問しており、中国から厳しい抗議を受けています。

台湾と国交断絶してからの米国は、有事の際に台湾を防衛することを曖昧にすることで、中国と台湾が自制的に行動することを促してきました。

政権時代のトランプ氏とポンペオ氏 ポンペオ氏Xより

しかし、中台関係の微妙なバランスを混乱させかねないポンペオ氏の言動に対し、識者は批判的です。

ポンペオ氏は第二次トランプ政権で閣僚として再登板する可能性が高いとされています。日本にも影響が及びかねないポンペオ氏の発言はこれからも要注目です。