購入ではなくレンタルで済ませるべきアイテム3選

黒坂岳央です。

最近、何もかも「サブスク」が流行っているが、個人的に生活改善につながるおすすめのサブスクがある。それが家電やデジタルガジェットのレンタルだ。

この記事は案件ではないので具体的なサービス会社は適当に検索してもらえばと思うが、今や購入するよりレンタルで済ませる方がよいアイテムは少なくない。自分が実際に使ってきてよかったおすすめを紹介する。

dorian2013/iStock

カメラ全般

とっておきのイベントや大型旅行は、できるだけ高性能のカメラを用意したいと思うもの。しかし毎年新しい機種が次々と出て来るしセールもあるのでタイミングがつかめないという人も少なくない。

そこでおすすめしたいのが「カメラのレンタル」である。特にGoProなどのアクションカメラや一眼レフ、ビデオカメラは買うより旅行やイベントのときだけレンタルする方が合理的だ。毎年新しい機種が出るたびに購入を検討するより、常に最新機種をレンタルしてしまうのだ。

カメラだけでなく、予備バッテリーや三脚、SDカードなどもセットになっているし、万が一落として破損しても保険もついていて至れり尽くせりである。我々がカメラに求めているのは実機そのものではなく、「映像データ」であることを忘れてはならない。

スーツ

筆者は脱サラして冠婚葬祭を除いて着ることがないのがスーツである。サラリーマンの時期から採用面接の時以外はノーネクタイなのでもはやネクタイのしめ方を忘れてしまったし、もうスーツ自体持っていない。どうしてもスーツが必要な局面ではレンタルで済ませている。

学校の入学式やお葬式では使用するスーツが異なる。それぞれわけて購入し、カビが生えないようメンテナンスするのはなかなかの手間であり、保管場所の確保も面倒である。普段スーツを着ない人こそ、レンタルをおすすめしたい。

実際に使っているが、非常に便利だ。ネクタイも靴もセットになっており、色も業者が統一してくれているので考える手間はいらない。クリーニングも不要で、使用後はそのまま返送すればOKという手軽さである。特に飛行機に乗って遠方へ葬式や結婚式に出る時などはスーツの持参は大きな荷物になってしまうので、現地へ直送し終わったらすぐ返送してしまうのが合理的である。

よく「ある程度の年齢になったらオーダーメイドでないと」などと言われるが、慌ただしい冠婚葬祭でそこまで他の参加者のスーツを念入りにチェックし、正確に質を把握し、相手のレベルを見定める人は多くない。

あくまでブカブカで不格好だったり、パッと見でわかるほど安物でなければよく、レンタルでそのような失敗は吟味することで避けられる。そもそも、そのような相手がいるにしても、その値踏みに律儀に付き合わなくてもいいだろう。着ているスーツで人間関係の質が変動してしまうようなら、むしろそのような不健全な関係性は願い下げで良い。

購入前のテストレンタル

実際に使ってみないと分からないことも多いので、最新の家電やガジェットを買う前のお試しレンタルもおすすめだ。

高額アイテムほど所有欲を満たしたくなって、何かと理由をつけて買いたくなってしまうが一度手に入れたらその熱も冷めて使わなくなる人も少なくない。そこでスマホ、スピーカー、PCなど実際に使ってみればいいのだ。冷静に考えて使い続けたいと考えるものだけを買う。

特にリスクが高いのはコーヒーメーカー、プロジェクターといった「これまでの生活習慣で使ってこなかった商品」である。実際に使ってみると手間とメンテナンスが大変で「買ったけどホコリをかぶってしまう」というリスクが大きい。

使い続けるか不安ならレンタルすればいい。購入価格より遥かに低価格でお試しできるので、高い商品の購入前には特におすすめだ。

何でもかんでも購入するのも、サブスクで済ませるのも非合理的である。長く使い続け、使用頻度の高いものは購入するべきであり、使用頻度は低いものの重要度が高いものはサブスクするべきだろう。

 

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。