Facebookでレマン湖と琵琶湖、ジュネーブと大津はそっくりだという話をしたら、けっこう盛り上がったので、紹介したい。
レマン湖と言えば、スイスの湖で、湖畔にジュネーブ、ローザンヌなどがあり、ミネラル・ウォーターで有名なエビアン、ミラノとパリを結ぶ鉄道から眺められるシヨン城なども景勝地として有名だ。
このレマン湖と琵琶湖は大きさも形も非常に似ている。さらに、イタリアで人気上昇中の観光地コモ湖もそれほど違いはない。
レマン湖、琵琶湖、コモ湖の面積と最長湖面距離を比べた。
- レマン湖面積:約580平方キロメートル最長の湖面距離:約73キロメートル
- 琵琶湖面積:約670平方キロメートル最長の湖面距離:約63キロメートル
- コモ湖面積:約146平方キロメートル最長の湖面距離:約46キロメートル
また、地形としては、細長く、その尻尾みたいなところからローヌ川と淀川(滋賀県部分は瀬田川、京都府は宇治川)が流れだし、そこにジュネーブ市と大津市があることでも共通だ。しかも川の起点のところには、ルソー島と瀬田の唐橋が架かる中之島がある。
ジュネーブのレマン湖畔からは、モンブランが遠望できるが、大津の湖畔からは伊吹山がたまに遠望できるほか、近いところでは低いが形が良い近江富士・三上山が見えてこっちがモンブランの代わりだ。
琵琶湖よりレマン湖のほうが水が綺麗だという人もいるが、平均の透明度ではあまり変わらない。ただ、大津付近の南湖では水深が浅いので濁っているだけだ。
もともと琵琶湖はまわりに岩山が多いので貧栄養湖だったが、戦後、植林が進み、農業の圃場整備で富栄養化が進んだ。その後、1970年代から下水道整備も含めた水質改善策が進み、かなり綺麗な水に戻った。
ジュネーブと大津ということでは、ジュネーブには国連機関が多いのが羨ましい。京都国際会館ができるときに候補地は、大津の皇子が丘と京都の宝ヶ池だった。あらゆる意味で大津の方が適切と言われたのだが行政的に京都市内でないというので負けた。
皇子が丘を京都の郊外リゾート・タウン、国際交流ゾーンとして開発しといたら京都も現在よりはるかに良い意味で発展していた。宝ヶ池・岩倉は土地が狭いので、国際会館隣接にプリンスホテルを建設するだけでもたいへんだった。
また、そのころなら、琵琶湖畔に飛行場をつくることも可能でした。守山の湖岸とか、大中之湖(井伊直愛彦根市長がどうせ余る農地より飛行場の方がいいとお勧めでした)などで良かった。京都はやはり空港がないのは、大都市として大欠陥だ。
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