ニューヨーク・タイムズ紙はトランプ政権で主席補佐官を務めたジョン・ケリー氏とのインタビューの音源を公開しました。そこでは、トランプ氏がヒトラーの功績を擁護していたことを認めるケリー氏の声が収録されていました。
新着情報:ニューヨーク・タイムズ紙のインタビュー–で、その音声をオンラインで公開—し、元ホワイトハウス首席補佐官のジョン・ケリー氏がトランプ氏がファシストだと思うかどうかという質問に答えている。
トランプ氏はケリー氏に対して「ヒトラーは良いこともした」と発言していたそうです。その他にもケリー氏はトランプ氏がファシストであり、再選後には独裁者のように振る舞うであろうと述べていました。
ドナルド・トランプ大統領の最長在任期間首席補佐官であるジョン・ケリー氏は、トランプ大統領はファシストの定義に該当し、当選すれば独裁者のように統治しようとするだろうと述べた。
ケリー氏がヒトラーを称賛するトランプ氏の発言を聞いていたことは過去の報道で指摘されていました。それにもかかわらずケリー氏の証言がニュースになったのは、公の場でケリー氏が報道内容を認めたことが関係しています。
トランプ氏はかつてジョン・ケリー氏に「なぜドイツの将軍のようになれないのか?」と尋ねた。その後の出来事は次の通り。
ジョン・ケリーは、 @JeffreyGoldbergに公の場で、トランプがヒトラーの将軍のような将軍を望んでいるという「THE DIVIDER」での私たちの報道を確認した。
米国大統領選の投開票日が近づくにつれて、トランプ政権高官や安全保障関係者などからトランプ氏の再選に警鐘を鳴らす声が聞こえてきます。
700人以上の元国家安全保障当局者と100人以上の共和党国家安全保障担当リーダーがハリス氏を支持している。対照的に、トランプ大統領自身の閣僚のうちハリス氏を支持したのは約半数に過ぎず、反対派の中には副大統領のマイク・ペンス氏も含まれる。
著名ジャーナリストであるボブ・ウッドワード氏が出版した新著によると元米軍制服組トップのマーク・ミリー氏はトランプ氏が「根っからのファシスト」であり、同氏ほど危険な人物は世界に存在しないとまで証言しています。
マーク・ミリーからボブ・ウッドワードへ: トランプは「史上最も危険な人物だ。彼の精神の衰えなどについて話したときは疑念を抱いていたが、今では彼が完全なファシストだと気づいた。彼は今やこの国にとって最も危険な人物だ。」 「根っからのファシストだ。」
トランプ氏の長所は固定概念にとらわれず、他者が慎むような言動を自分の直感に従ってとることにあります。それは米国の対中政策、通称政策、経済政策などで良い方向に作用した場合もあります。しかし、そのような結果になったのはトランプ氏の暴走を食い止めていたとされる政府高官が同氏のことを管理していたからだとエズラ・クライン氏は指摘します。
その時の政府高官の多くは第二次トランプ政権では入閣する可能性が低いと見られています。
「トランプをトランプたらしめているのは、移民に対する彼の見解ではない。移民に対する見解もトランプの一部ではあるが」とエズラ・クライン氏はこの音声エッセイで述べている。「トランプの脱抑制から生まれた熱狂的なカリスマ性だ。それは彼の大きな強みである。また、ひどい欠点でもある。」